ソクラテス・カフェにようこそ―誰にでもできる哲学への招待

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334961565
  • NDC分類 104
  • Cコード C0098

内容説明

ソクラテス・カフェとは…活気がみなぎり、わくわくしてくるような哲学、今日のわれわれにとって意義深い哲学、師をもたない、そこに集う誰もが平等な立場で考えて語る哲学、そんな哲学のことである。フランスからアメリカへ、そして世界へ生き方を考える新しいムーブメント。

目次

1 問いかけることで何が変わる?(ソクラテス・カフェにようこそ―「クレージー」な哲学探求の道;ソクラテスはどこに?―質問こそが答え ほか)
2 わたしの居場所はどこ?(なぜ生きる意味を考えるの?―吟味された人生、されない人生;我が家って何?―家、家族、友人、思い出 ほか)
3 自分に必要なのは誰?(ほんとうの友人って誰?―一方的な友情、無償の友情;人を信じるって何?―不思議に思う心、信念と真実 ほか)
4 人生でいちばん大事なものは何?(幸福より大事なものって何?―哲学しなくなった現代人;人生の試練って何?―危険を承知で「汝自身を知れ」 ほか)
5 問いかけ続けるのはなぜ?(好奇心って何?―無邪気と無知の違い;懐疑的な態度って何?―ソクラテス的感性 ほか)

著者等紹介

フィリップス,クリストファー[フィリップス,クリストファー][Phillips,Christopher]
教師、フリーライター。非営利のSociety for Philosophical Inquiryを設立。コーヒーショップ、図書館、病院、学校、老人ホーム、刑務所などあらゆる場所で、「ソクラテス・カフェ」を開催

森丘道[モリオカミチ]
国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無識者

11
問いかけの方法を学ぶ上で得られるものはあったと思う。哲学と言えば何かしら難しいものを想像してしまいがちだけれども、著者はいたって身近な事柄さえも問いかけを試行錯誤していき深く考えられることを伝えている2015/04/08

吟遊

6
アメリカで教師をしながら、非営利であちこちの場所で、小学校でも刑務所のなかでも、田舎町でも、「ソクラテス・カフェ」(哲学の自由討論の場)を運営する志高いひとが著者。こちらは実際の会話が実録のように収められていて、実態がよく伝わってくる好著。2016/02/16

Hiroki Nishizumi

4
なんとなくは読めるが、腑に落ちていない。時期尚早かな2020/01/17

ニニギ

2
"考えてみよう。「ガラスのコップは、半分空っぽなのか?それとも半分いっぱいになっているのか?」。この問いかけ方には、どこかしら具合の悪いところがある。これでは、返ってくる答えには、空っぽか、いっぱいかの二種類しかなく、そのどちらか以外ではありえない、としか思えない。この問いかけが抱えている問題点がここにある。そして、それはそのまま社会全体が抱えている問題点と言える。"277p2011/05/20

くにお

0
最近では日本でも開催されている『哲学カフェ』。その先駆である「ソクラテスカフェ」を全米で開催した著者の記録。コミュニティカレッジ、小学校、刑務所といったほとんどあらゆる非アカデミックな場で活動を行なっている。著者と参加者が純粋に「問う」ことの喜びを分かち合う様子が伝わってくる。問いが深まり発展していくその場の空気感が討議者の具体的な描写とともに味わえる。その合間に挟まれる哲学者たちの引用が絶妙。また参加者や著者自身にまつわるエピソードが頻繁に盛り込まれ、それらは時に微笑ましく、時に深刻なアメリカの2012/06/04

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