Kobunsha paperbacks
神々の「Web3.0」―グーグル、ユーチューブ、SNSの先に何があるのか?日米総力取材/ティム・オライリーと読み解く「仮想世界」

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334934453
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0036

内容説明

「ウェブ3.0」時代を押さえるITサービスとは?ウェブ1.0は、放送局のように、大量の情報が一方的に流される形を指す。そして、ウェブ2.0では、インターネットに接続した多数のユーザーが情報やコンテンツを持ち寄り、ネットワークを介して価値が創造されていく。これが、いわゆる集合知である。では、ウェブ3.0とはいったいどのようなものなのだろうか?答えは「人間関係の解析」と「あなただけのカスタマイズ世界」だ。今後、インターネットで行われるサービスは、すべてがこの方向に進むだろう。実際、アメリカではその萌芽がいくつも現れつつある。そこで、近い将来、市場を制覇する可能性がある20以上ものオンライン・サービスを実際に取材し、開発者たちが何を考えているのかを明らかにした。彼らの誰かが、グーグルの次の「神」になるはずである。本書は、ウェブ2.0という言葉を発明したティム・オライリー氏とともに、次世代ウェブの姿を考えていく。もしかしたら、あなたこそ次世代の神になれるかもしれない。

目次

第1章 誰も傷つかないコミュニケーション―「身近な共感」がプロ作家を駆逐し始めた
第2章 メディアの構造変化とアテンション・エコノミー―ユーザーの「興味」を金に換えろ
第3章 私だけのラジオとテレビ放送局―「ライセンス方式」で素材化するコンテンツ
第4章 「次世代検索エンジン」のグーグル打倒宣言―セマンティック・ウェブの理想と現実
第5章 ソーシャル・グラフ―他人の嗜好を伝えるビーコンとウィジェットの迷宮
第6章 アンドロイドはモバイル・オープン化の夢を見るか?―携帯電話が解放される日
第7章 メタバース―ブラジルと電脳遊園地の狭間で

著者等紹介

小林雅一[コバヤシマサカズ]
1963年群馬県生まれ。KDDI総研・リサーチフェロー。東京大学大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てアメリカに留学。ボストン大学でマスコミ論を専攻し、ニューヨークで新聞社勤務。慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

FPGA

0
WEB社会の未来について予測した本。読んだ当時は「そんなIT技術が本当に世に出るのかなあ」といった感想を抱いていたが、今現在脚光を浴びているSNSやAndroid、クラウドなんかが流行るということを見事に言い当てていたので、今からしてみればすごい本だったなあと思う。

千葉さとし

0
丸3年も前の本なのでしかたがないのだけれど、いかにも旧い。本書ではTwitterはほんの一、二度しか言及されていないことから見ても、包括的に仮想社会としてのネット世界の進展が進むと見ていたようだけれど、さすがにそこまで虚構的世界を大事にすることは難しいだろう。とは、執筆当時には思えなかったのだろうか…予測は外れるものだからそれはいいとしても、ティム・オライリーは本文中の一部、あと巻末のメールインタヴューで登場するだけなので、けっこう本書のアオリは酷いと思う。2011/08/29

keng310

0
web業界の大まかな流れをなぞらえつつ、将来的にどうなっていくのかの予想を書いている。将来的なことなので正解は分からないにせよ、今起こっているソーシャルの流れがさらに強まり、そのつながりの解析が進んでいくのかなと思った。2011/02/16

yamayuuri

0
WEB3.0とは要するにコミュニケーションなのだと思った。プロフ、SNS、動画サイト、セカンドライフなどを挙げながら、コミュニケーションの実際と未来像を語っている。しかし、広告がビジネスモデルの大半を占める世界はやはりまだ、終わらないのだろうか。まぁ、それでも仮想空間をつかって新たに生きられる人間が増えさえすれば、それを支えるビジネスモデルはさほど重要ではない気がする。ユーザーにとっては。2010/05/05

takao

0
インターネットの現状を冷静に認識し将来への展望を思索するのに好著。また様々な人へのインタービューも参考になる。2009/06/11

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