流星さがし

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334926724
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新米弁護士・成瀬歌義は、京都の人権派弁護士の事務所から、東京の大手法律事務所に移籍してきた。武者修行してこい、というわけだ。ところが、勝手の違うことばかり。熱意は空回りし、依頼人には嫌われ、あげくには関西弁がよくない、とまで言われてしまう。しかも、持ち込まれる相談も、一風変わったものばかりで…。青年弁護士の奮闘と成長がまぶしい、爽やかな傑作青春ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっこ

57
前作を読んでから一年半。全然思い出せない…。゚(゚´Д`゚)゚。連作モノは続けて!と、いつもながら反省です。でも単独作品としても充分楽しめました。ミステリですが、穏やかで読みやすい。東京の文化に戸惑う歌やんの反応が印象的。特に京都に住んでいると自然に四季を感じるというのは、新たな発見でした。そうなのか!羨ましいな。上司の真紀さんは厳しいけど、一本筋が通っていてカッコイイです。2016/12/05

kyokyokyo3201

49
桜さがしから本作に。桜さがしの登場人物から、弁護士になった歌義が主人公の短編連作。京都から東京に場所を移し、弁護士としての自分の立ち位置を模索する歌やんの奮闘が描かれていた。桜さがしよりもずっと歌やんが近く感じられ読みやすい印象だった。「弁護士は正義の味方ではなく人の味方」はとてもいい言葉。2016/03/26

しょーくん@本棚再編中

40
★★★★★★☆☆☆☆「桜さがし」の続編にあたる連作短編です。「桜さがし」では司法試験浪人だった歌義が、弁護士になり、慣れない東京で、弁護士修業生活の奮闘記という感じです。後味スッキリでサラッと読めるミステリーで、柴田さんらしい作品でした。2013/05/08

nyanco

40
「負けたらあかんで、東京なんかに。」元・関西人としては、関西人特有のライバル意識が面白かった。戸惑いながらも歌やんの成長していく様が良い。優秀女弁護士・コスプレ真紀、クールな高木、事務員・沙理奈と個性派の他のメンバーたちのキャラもよく、くいくい読める。弁護士ものでも、派手な裁判シーンもなく、謎解きも日常の謎風なものをサラリと描く程度。ミステリーとして読むと、やや物足りなさを感じるかもしれませんが、柴田さんらしいライトミステリー・青春小説。2009/09/12

ジュール リブレ

30
連作の弁護士もの。京都から東京に出てきて大手弁護士事務所に働く歌さん。流星さがしならぬ、自分さがしで見つけたものは。。。タイトルからして『桜さがし』とペアでしょうか。そちらも読みたくなってきました。柴田よしきさんの本、シリーズが分かりにくいのが難点です。2014/10/15

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