内容説明
長年勤めていた銀行を上司との軋轢から辞めた池澤。退職後は経験を生かしてコンサルティングや雑文を書いたりしてやっと食べているような生活ぶりだ。そんなときかつて後輩だったという女性から一通のメールが舞い込んだ―。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。’77年第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て築地支店支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。’03年3月に同行を退職し、執筆生活に入る。組織で生きる者の悲哀を知り尽くし、いくつもの困難をくぐり抜けてきた著者だからこそ描くことのできる世界は大きな共感を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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terukravitz
4
図書館本★☆☆☆☆2014/03/20
B-Beat
2
もう少し現実的な誰にでも起こりうるようなストーリー設定かと思っていたが、超の字が二つほどつきそうな「現実離れ」した感じに驚いた。しかしながらだからこそ主人公の行動や考え方にストレートに共感できたようにも思える。2012/02/01
のら(ぶんちょう)
2
銀行で実際働いていた作者だからこそ描ける行員の内情がリアル。熟年に差し掛かった男性の悲哀も感じるので同性同世代であればもっと共感・感情移入できるのではないでしょうか?途中までは正直「エロい小説かしら」などと思ってしまいました。すみません・・2011/09/10
まこつよ
1
「日暮れてこそ」タイトルがしっくり滲みてきます。2020/09/18
ヌッコロF
1
映画のネタバレ、良くない。つーか、その映画がモチーフになってるのか。2013/08/03