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誓いの夏から

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925345
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

少年は少女に何があってもおまえを守ってやると告白したが、ある事件に巻き込まれた彼女を守ってやることができなかった。19年後、二人は再会した。ストーリーテリングの才が骨太の物語に結実した、著者の最高傑作。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て、ジャーナリストとして独立。本名祝康成名義で、『真相はこれだ!―「昭和」8大事件を撃つ』などのノンフィクションを発表。小説家としてのデビュー作は、2000年の『サイレント・ボーダー』。ストーリーテラーとしての評価は高く、事件の現場で培われた取材力・洞察力が作品に緊迫感を持たせる。現在、最も注目される気鋭の実力派(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

70
バブル真っ盛りの東京足立区で起こった、一家三人強盗殺人事件。家庭教師として居合わせ、一人生き残った女子高校生・杏子。彼女を愛し見守り続けた十川。悲しい結末だけれど、十川くん、漢だ!2017/02/05

みきみ

10
一部は高校生時代の一家惨殺事件に居合わせ唯一生き残った杏子と杏子と付き合っていた十川。二部は19年後、老刑事の視点で真相が明らかになっていく。サスペンス&純愛もの。ラストが切なかった。永瀬さんの本は閃光に次ぐ2作めの読了だが難はあるものの引き込まれる。面白かった。2017/04/22

とくけんちょ

3
久しぶりに、読み終わりにぞわぞわ感(弱め)を感じる作品であった。一つの誓いに殉じた男の人生が描かれている。斜めから見ると、そんなドラマティックな人生あるぅ?ともなりがちだが、それが小説なんだから。決してハッピーエンドではなく、途中、風呂敷を広げすぎ感もあったが、最後は首肯できる結末にたどり着く。タイトルどおり、あの夏を忘れずに貫いた男の結末。2018/03/20

牛乳

3
警察小説の1つだろうか。 構成はおもしろかった。 途中、壮大な内容を匂わせつつ進んでいくが、つまるところは、そこ? 恋愛の内容と展開が、それだけ? 設定がよかった分、心理描写のお粗末さが目立つ。 特におすすめしない。2017/02/25

鈴と空

3
少年(十川)と少女(杏子)の19年ってどんなだったんだろうかと思うと……。きっかけの事件も17歳の少女には耐えられないほどの衝撃だったろうし、17歳の少年が簡単に守れる・支えられるものでもなかったろうけど、その後の19年間が重過ぎて。そんな重過ぎる19年を生きてきた「バカな男」に比べてあいつとあいつへの嫌悪感はものすごい。2010/07/22

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