うりずん

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  • サイズ A5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22cm
  • 商品コード 9784334925307
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

さあ、始動のとき!走れ。走れ!小説家と写真家がスポーツのある風景をテーマにした初めてのコラボレーション作品集。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。96年「water」が文學界新人賞最終候補となる。97年「最後の息子」で文學界新人賞受賞。同作は第一一七回芥川賞候補となる。2002年『パレード』で第一五回山本周五郎賞受賞、同年、「パーク・ライフ」で第一二七回芥川賞受賞

佐内正史[サナイマサフミ]
1968年、静岡県生まれ。写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第二八回木村伊兵衛写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Satomi

21
20タイトル。同じタイトルで佐内正史さんの写真と吉田修一さんの短編小説。スゴくイイ!!何がどうって表現できないのがもどかしい…けどスゴくイイ!!感動的とか衝撃的っていうのとは違う…けどスゴくイイ♪『応援』の章、「強いやつなら、負けたことにも勝てるよ」「弱いやつは、勝たなければ、勝てないんだよ」もしかすると弱い男が好きなのかもしれない…大人が青春時代を振り返りちょっとキュンとする、そんな一冊。イイ♪2014/10/14

スミス市松

13
苦々しい過去を振り返る何気ない日常の随想の中にこそ、実は新しい世界へ向かう決意が胚胎されているのかもしれない。〈いま・ここ〉を生きる都会の人々の「うりずん」――沖縄の方言で、冬が終わり大地に潤いが増す“潤い初め”(二月~四月)の時期を意味する――を垣間見る掌編+写真集。かつて「水底」だけは読んだが、いまも変わらず私にとっては重要な小説だった。2017/02/14

水色系

8
写真と、掌編小説集。うりずん:沖縄で梅雨に入る前の、もっとも爽やかな季節(帯より)。吉田修一さんの文章が短文ながら郷愁をそそる。「告白」がよかった。夜行バスに乗れていたら、好きだった人の結婚話を止められたかもしれない。切ない。2021/06/11

二人娘の父

7
前半は写真集、そしてそれに関する超短編が後半。通勤で職場に向かう電車内(約30分)で読み切れる分量。文章の巧みさや表現のうまさは、さすがだなと感じるが、いまいち響いてこない。吉田修一の作品はいくつか読んでいるが、いつもそうした「なんか足りない」といつも感じる。まぁいいんだけど。そもそも「うりずん」の意味は?タイトル買いしてしまっただけに、物足りなさも増幅した。2022/02/03

アキ

5
文芸春秋「Number」に対抗し創刊された光文社『VS.(バーサス)』に連載の「スポーツのある風景」をまとめた本だったんですね。そんなスポーツをテーマの中心に据えた総合誌(?)での連載ということなら、その構成と内容には納得です。でも雑誌内の読み物としては良くても、これではちょっと短すぎ!!じっくりと吉田修一作品を読みたくなってきます。2011/08/21

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