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  • サイズ B6判/ページ数 388p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

完成するのか、しないのか。一寸先は闇。映画制作に魅せられ、取り憑かれた人間たちの悪戦苦闘は果てしなく続く。―情熱は道を切り拓くことができるか?極限の人生を送った作家だからこそ持ちうる、深み、洒脱さ。『血と骨』の梁石日が描く、驚天動地の人間ドラマ。

著者等紹介

梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪市生まれ。事業を興すが莫大な借金を抱え倒産。二十九歳で大阪を出奔、放浪。のちに東京でタクシー運転手を十年勤める。デビュー作『タクシー狂躁曲』は「月はどっちに出ている」として映画化。山本周五郎賞受賞『血と骨』はミリオンセラーとなり映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミノカサゴ134

2
初めて読んだ「血と骨」には衝撃を受けた。ストレートに恐ろしい小説だった。本作は、著者の私生活をベースに、今回は映画製作の話が進行する。他の著作にも当てはまるが、基本的に「場当たり的」で「破天荒」な主人公が、同類項の友人知人達と様々な騒動を繰り広げながら映画の完成にこぎつける。他の人であれば、深刻に悩んで首をくくりたくなるような話を、深く考えることなく行動で乗り越えていく様が痛快で、乾いたユーモアを感じさせる。この本が書かれて既に20年が経過した。著者は、今もこんなことやっているのだろうか?2020/06/24

つけ麺部長

0
ご自身の作品を映画化する際の出来事をほとんどそのまま書いたような作品。半分はフィクションなのでしょうけれど、ほとんど事実のような気がします。誰が誰なのかを調べながら読みましたが、なかなか楽しかったです。次は梁先生の過去の作品をさかのぼって読んでみようと思います。2017/08/09

ダンダダン

0
★★始めは一気に読み進んだけど、登場人物が増えだしてついていけない感じになってしまった。後半展開が早かったんじゃないか?国際問題ものの内容。しかし痛快。2017/03/25

kingkrown

0
アメリカに国籍を持つ日本人は日系⚪︎世アメリカ人とか言うのに、日本に国籍を持つ韓国人は韓国系⚪︎世日本人とは言わずに在日韓国人や在日朝鮮人と言う。なんでだろね~。世代を重ねると日本語しか話せず自分のルーツのある母国語も出来ないのに「国に帰れ!」なんて言われても大変だよね…。お国が違えば仕事の仕方も違うし、生活習慣から何からすべて違う訳だよね。その対比も面白かったけど在日という立場からの目線は切実であり中立性を持っていると感じた。相手を理解しようとする努力は大切だね。しかし、この作者さんはタフな人ですね〜!2014/10/17

マリンちゃん

0
何もかもギリギリ過ぎる。それでもとにかく前へ進むところがすごい。2014/02/25

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