感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガロ
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久しぶりに宮本輝の本。やっぱり好き。なんとも言えない世界観。文章の雰囲気も好き。優しかったり、でも痛烈だったり。 人生の大きな選択に迫られた2人の女性を交互に描いた作品。 東京に住む純子は、外交官の卵でイギリス在住の村井からプロポーズを受け悩む。なぜなら、純子には腐れ縁的に繋がってるいる孝介がいる。夢を捨てた孝介を選ぶのか、村井を選ぶのか。ハンガリーに住むアーギは自由も求めてアメリカに行くかどうかを悩む。彼がいたり、仲間がいたり。2021/06/25
はっさく
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しゃれてる。重大決断を迫られた日本とハンガリアの若い女性の思考過程が交互に出て最後それぞれが決断する。全く関係ない2人だが２つの物語が同時並行して進行するので読み応えのある、しゃれた小説になった。これがどちらかだったら陳腐に終わったかも知れない。2019/03/10
