出版社内容情報
敗戦直後の帝都で、怪人二十面相が復活を宣言!名匠がノスタルジーと稚気をまじえて描く、名探偵と大怪盗、鮮烈なる大立ち回り!
内容説明
明智小五郎と小林少年の偽者、あらわる!明智先生の偽者は二十面相だろうけれど、小林くんの偽者は誰だ?「女の子かもしれない」だって!?昭和21年春。疎開していた少年探偵団の団員も、少しずつ戻ってきているなか、二十面相の暗躍はやむことがなかった。団員の羽柴くんの家には、明智探偵と小林少年の偽者まであらわれたという。銀座の美術店、名古屋の映画館、私立学園の建築予定地と、神出鬼没の二十面相を、明智は追い詰めることができるのか?そして、「小林少年の偽者」の正体は!?
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒。NHKでTVドラマの演出に携わる傍ら、テレビアニメの脚本を多数手掛ける。本格ミステリ、旅行エッセイ、アニメのノベライズなど、執筆範囲は多岐にわたり、ミステリ作品に限っても、「スーパー&ポテト」「トラベルライター瓜生慎」「迷犬ルパン」など多くのヒットシリーズがある。1982年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞を受賞。2009年、『完全恋愛』で第9回本格ミステリ大賞を受賞。2020年、第23回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。