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内容説明
「家にお風呂があったらいいのになぁ。いつもそう思っていたけれど、お風呂がなかったからこそ見えた世界もあった、と今では思う」(「あとがき」より)。女湯のおばちゃんの「もったいない魂」って何?「ええお湯」は一体どんなお湯?前途多難なワキ毛問題とは?好評既刊『お母さんという女』に続く、しみじみイラストエッセイ第2弾。
目次
女湯の自分ルール―ひとまわりするおばさん
女湯での成長―ワキ毛、どうしよう
女湯の裸―素っ裸で世間話
女湯のマナー―器が小さい!
女湯の帰り道―歩きながら飲まれへん
女湯と男湯―女なんて全然つまらない
女湯の挨拶―ええお湯やったよ~
女湯と赤ちゃん―茹であがったお芋
女湯の読書―マンガバトル
女湯とおばちゃん―もったいない魂〔ほか〕
著者等紹介
益田ミリ[マスダミリ]
1969年、大阪生まれ。イラストレーター。エッセイ、マンガを手掛ける他に、ふとした日常のつぶやきを五七五にした「つぶやき川柳」でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
112
銭湯をテーマにしたコミックエッセイ。銭湯未経験なのでとても興味深いものでした。たぶん大阪の銭湯だからというのもあるけれど、来ている人同士の挨拶とか、番頭さんとのやりとりが良いなぁと思います。あと、飲み物や漫画の取り合い等子供ならではのあるあるも、きっと共感する人が多いと思います。2017/06/04
AKIKO-WILL
81
女湯での出来事。益田ミリさんは、幼少から20代の上京する前まで銭湯に通った日々で感じたことを書いています。思えば、銭湯に行ったことない。いや、大江戸温泉や温泉ならあるけどまた銭湯と温泉は違うのか?前に銭湯の女湯と男湯の壁に書いてある富士山が違うと聞いた事あるけど。銭湯には、電気風呂なんてあるんですね。あとぶら下がり健康機も!そして、風呂上がりにはフルーツ牛乳!懐かしいよりも新鮮な気持ちで読めました。怖いけど気になる電気風呂。ビリビリするのか?銭湯は未知な世界でした。2016/06/10
りゅう☆
60
小さい頃から大人になるまで銭湯通いしていた益田ミリさんの女湯に関するエッセイ。子供の頃に感じた大人の女性(おばさん)への疑問や、女湯での様子にうん、うんとうなずけたり、マンガでほっこりさせられた。なんだか昭和を感じて懐かしい気分になった。読むと銭湯に行きたくなる1冊です。2014/09/07
Ikutan
56
ミリさんが、赤ちゃんの時から20代半ばで独り暮らしを始めるまで通い続けた銭湯でのエピソードの数々。家族の日常の中で、成長し変わっていく微妙な女心。子供の頃のお母さんや妹さんとのエピソードは微笑ましくてほっこり。赤裸々に語られる女心の微妙な変化はドキリとしたり、共感したり。そして、ミリさんの観察力は凄い。自宅にお風呂がなかったからこそ見えた世界。女湯は、女の人生の縮図なのかもね。子供の成長。地域の繋がり。子育ての共有。いいところがいっぱい。銭湯通いの経験がないので知らなかったよ。銭湯って奥が深いんだ。2018/03/31
たーさん(^-^)
55
さらっと読めました(^з^)-☆クスッと笑うとこもあるし、なるほど~と感心するとこもある。益田さんは長年銭湯に通われてるからこそのエッセイでした。子供の頃こんなこと感じてたな~って言うことも思い出しました!銭湯の秘密みたいなものも垣間見れますよ(^-^ゞおすすめでーす‼2016/10/22