知恵の森文庫<br> 真実の言葉はいつも短い

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知恵の森文庫
真実の言葉はいつも短い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334783129
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「ただ一本、芝居を打てたことだけで、僕は満足していました。(中略)タバコの煙とシャボン玉と、広場と。(中略)残念なことに、この幸福を超える幸福を、僕はまだ経験してはいないのです」(本文より)鴻上尚史の芝居の原点とは?その変遷は?彼の作品はなぜ人の心を打つのか?鴻上尚史と彼の演劇の全てが分かる、自選傑作エッセイ集。

目次

第1章 演劇なんぞというものを(芝居を始めたきっかけ;ブロードウェイ;視聴率 ほか)
第2章 恋愛なんぞというものを(オソロシイセリフ;欲望のはっきりした対象;唐人お吉 ほか)
第3章 人生なんぞというものを(ごあいさつ(『パレード旅団』)
「むかつく」について
幸福 ほか)

著者等紹介

鴻上尚史[コウカミショウジ]
劇作家、演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の’81年に、劇団「第三舞台」を旗揚げ。’87年、『朝日のような夕日をつれて’87』で紀伊国屋演劇賞団体賞を受賞。’94年、『スナフキンの手紙』で第39回岸田国士戯曲賞受賞。舞台のほか、ラジオ・テレビの司会、映画監督・脚本など幅広く活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

4
もしかしたら今年面白かった本トップ5にはいるかもしれない・・と考えたほどの一冊。笑ったり、考えさせられたり、生々しかったりするコラム集でした。演劇に疎い僕ですが、演劇のアドバイスはそのまま人生につながる気がしました。2012/11/13

lovekorea

3
学生時代にほんの少しだけ演劇に関わったことがありますが、深入りせずに良かったと心から安心できる?本でした。 とは言いつつ、こんな濃密な時間を味わえるのならば、それはそれで幸せかも知れないと、羨ましくもなりますが ( ̄▽ ̄)2018/12/11

puu

3
再読。10年以上前の本だが今でも状況は変わらないな。先見の明はさすが。「表現と表出」のくだりはとても納得。ネットの状況はさらに悪くなっていっている気がする・・・。いろんな出展からの文章なので話題はいろいろに及ぶが するどい洞察力。 やはり才能を感じる。「愛はシステムに負ける。気合も根性もシステムに負ける。真実の言葉はいつも短い」納得。2017/02/13

りゃん

3
昔から、鴻上さんの本を読んできた。この人の様に、深く物事を見られる人間になりたい。そう、思っていたはずなのに、今の自分が結構浅いことが悲しい。2014/04/20

毒ドーナツを食べたいな

3
第一章がイイネ。◇劇団の立ち上げについて語る箇所では、精神的/肉体的な苦労がありありと描写され、鴻上氏の体験がそのまま伝わってきた。 ◇そこで書かれることは、組織内での立ち振る舞い(=集団力学)こそが自己実現につながるというメッセージ。◇13年5月現在手に入りにくいのが残念。2013/05/10

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