知恵の森文庫 東京俳句散歩

吉行 和子/富士 真奈美【著】

光文社（2004/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 246p／高さ 16cm
• 商品コード 9784334782917
• NDC分類 291.36
• Cコード C0195

内容説明

十数年来の「俳句友だち」である著者ふたりが、句帳片手に東京を散策。名前は知っていたけれど、訪れたことのない公園・庭園、お寺や神社のなんと多いこと！路地に足を踏み入れれば、江戸から昭和初期の名残をとどめるスポットにタイムスリップ。あの町この町に、こんな歴史があったとは！やっぱり東京は奥が深い。

目次

公園・庭園を巡る（皇居東御苑・大手門から江戸城本丸へ―いやがうえにも厳かな異空間；白金・自然教育園から東京都庭園美術館へ―自然の美、人工の美；六義園から巣鴨とげぬき地蔵へ―幽玄の世界と活気に満ちた現実世界　ほか）
名刹、神社を巡る（東大赤門から根津神社へ―加賀百万石のお膝元；湯島聖堂から神田明神へ―学問成就の元締めと「江戸の総鎮守」；湯島天神から旧岩崎邸へ―「湯島の白梅」をはじめ、記念碑の数々　ほか）
由緒ある町並みを歩く（有楽町から銀座へ―花の東京の真ん中で、さて…；日本橋から小伝馬町へ―かつての旅の起点に響く鐘の音；水天宮から人形町へ―安産の神様が鎮座する大正ロマンの町　ほか）

著者等紹介

吉行和子［ヨシユキカズコ］
東京都生まれ。’５４年、劇団民芸演劇研究所に入り、’５７年、「アンネの日記」でデビュー。「蜜の味」で紀伊国屋演劇賞、「愛の亡霊」で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。’９４年以来、一人芝居「ＭＩＴＳＵＫＯ」を世界各地で公演。著書『どこまで演れば気がすむの』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書多数

富士真奈美［フジマナミ］
静岡県生まれ。’５７年、ＮＨＫ専属女優となり、「この瞳」で主役デビュー。俳優座養成所卒。ＴＶ「細うで繁盛記」が大ヒット。’７４年に結婚、’８４年、「再独身」となり女優復帰。エッセイや小説も手がける
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感想・レビュー

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[アキ・ラメーテ＠家捨亭半為飯]

東京の名所を、女優の吉行和子さんと富士真奈美さんが吟行した一冊。それぞれの場所の説明と地図が載っており、その後にお2人の短いエッセイと俳句という構成。残念なのがそのエッセイと俳句の部分がとても短いこと。これがもう少し長かったらもっと楽しめたのに。

2016/06/08