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内容説明
住宅設計の泰斗が提唱された家相の再発見!迷信の代名詞とされた「家相」に建築学的、住居学的な新しい光をあて、伝承の中に隠された先人の知恵を蘇らせた本。住宅に関心を持つすべての人たちの、科学時代の家相秘伝書として、一世を風靡したロングセラーが内容を一新して文庫に登場。一戸建からマンションまで、よりよい住まい方のためのほんとうに役に立つ実用の書。
目次
序章 家相による吉凶と伝承
第1章 環境
第2章 敷地
第3章 間取り
第4章 構造
第5章 材料
第6章 設備
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
127
人に人相があるように家には家相がある。私は家相を迷信だと思っていたが、必ずしもそうではないらしい。もちろん「鬼門」のような迷信もあるが、そうでないものもある。著者は家相学を洗い直し、建築家の目で理由を考えていく。合理性があれば、その理を知ることによって何に気をつければよいかがわかるのだ。例えば「道の突き当たりに家を造るのは凶」…理由は、戦時に襲われやすいこと、風が吹きつけること。理由がわかれば無視も対処もできる。「小さい家にたくさんの人が住むのは吉」…活気があるのは良いことだ。自信を持って暮らしていこう。2020/07/02
マリリン
35
陰陽五行説が絡んだ家相というと、迷信的で胡散臭いイメージがあったり、密かに必要以上に拘りを持つ話等も耳に入るが、著者は建築家。建築学や住居学に根拠を持つものが少なくない・現代建築の盲点を突き反省を促すものもあると記述している。書かれている事を読むと、凶には納得できる根拠がある。沢風大過にならないように注意が必要なのは住まいだけではないかも。家や空間に佇む空気は人が創るものと考えると納得できる。役立つものは利用したい。 昨今は四季の巡りに微妙な揺れやズレを感じるが、原因は何だろう。何となく気になる。2020/10/09
福
3
家相や風水の本は沢山あれど、なぜなのかという理由がちゃんと説明されているのがいい。 なので家を買ってしまった人も対処することが出来て安心。2019/10/19