知恵の森文庫<br> 私物国家―日本の黒幕の系図

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知恵の森文庫
私物国家―日本の黒幕の系図

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334780012
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0195

内容説明

日本国民が国家から押しつけられた借金は、1人400万円、1家族1000万円超!それを生み出した原因は、歴史的人脈にあった。不良債権を生み、経済と国家を崩壊させ、ひたすら私腹を肥やすのは誰か?生ぐさい事件の数々の裏にひそむ、この国のすさまじい血脈を追跡し、暗黒事件の高度なメカニズムを解きあかした初めての記録。

目次

序章 誰かが、どこかで、動いている
第1章 日本人がかかえた借金の額と泉井事件の黒幕
第2章 東京信用組合破綻事件とオレンジ共済組合詐欺事件
第3章 大蔵官僚腐敗と不良催権処理
第4章 ゼネコンの悪の系譜が生んだ自治体と厚生省の腐敗
第5章 行財政改革とビッグバンの怪
第6章 日本最大の官僚組織・電力会社と軍需工場・三菱重工

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

8
((2007.09.24読了))金沢彰(DKB副頭取) 石油業者との関係を見なければならない 泉井純一(石油業者のタニマチ) 売春まがいのパーティーを開く ベトナム油田フィクサー 服部経治(運輸事務次官) 逮捕 和田敏信(通産事務次官)の配下 若杉和夫(石油資源開発社長) 河野権一郎(石油資源開発専務) 小長啓一(アラビア石油社長・通産事務次官) 徳永久次(南海石油開発社長) 金沢彰=徳永久次の娘婿 小池隆一(総会屋) 田淵節也 田淵義久(野村證券会長・社長、1991証券スキャンダルで辞任) 復帰画策2009/08/25

i-miya

4
((2007.09.24読了))金沢彰(DKB副頭取) 石油業者との関係を見なければならない 泉井純一(石油業者のタニマチ) 売春まがいのパーティーを開く ベトナム油田フィクサー 服部経治(運輸事務次官) 逮捕 和田敏信(通産事務次官)の配下 若杉和夫(石油資源開発社長) 河野権一郎(石油資源開発専務) 小長啓一(アラビア石油社長・通産事務次官) 徳永久次(南海石油開発社長) 金沢彰=徳永久次の娘婿 小池隆一(総会屋) 田淵節也 田淵義久(野村證券会長・社長、1991証券スキャンダルで辞任) 復帰画策

makio37

3
吉田茂や岸信介に始まる歴代首相プラス笹川・児玉くらいしか脳内の系図になかったので、これに建設業界や石油、電力業界、銀行・証券会社等の財界と官僚が複雑な血縁関係を結び、さらに仕手筋や暴力団が加わった膨大な系図に圧倒された。これを見たら邪推するなと言う方が難しい。また、90年末の時点で著者らが原発・電力業界の不条理をこうやって暴いていたことを知らず、またさして関心もなかった我が身が恥ずかしい。ただ、このネットワークにしっかりと入り込んでいる筈の宗教団体に関する記述が無いのが気になった。そして、やはり小沢一郎と2012/09/23

coolflat

3
発行された2000年当時から20年間にわたる利権に絡んだ事件を紐解きながらそこにある黒い人脈を解説した本。登場人物には今もご活躍されている方も多いので馴染み深く感じる。さながら“黒い”持丸長者と言えるだろう。この本から学んだことは、政治家、財界人の発言には殆ど意味が無いこと。読めば読むほど、この人達の思想というものが感じられなくなる。所詮利権にあやかりたいのだ。だから、この人達の所謂閨閥(婚姻関係)を見ていくと本当にやりたい事が見えてくる。2012/05/27

本は悪魔の洗脳兵器

2
奈良飛鳥時代の豪族政治が未だに・・2012/04/03

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