出版社内容情報
吉原で働く人々の生きざまにスポットが。テレビドラマ化後初めての書下ろし作品!
内容説明
さまざまな人生が交錯する吉原。その吉原で生計をたてていた按摩の孫市が殺害された。探索に乗り出した吉原会所の裏同心・神守幹次郎は調べを進めるうち、孫市の不遇な生い立ちと、秘めていた哀しき夢を知る。孫市の夢を幻にした下手人とはいったい―。ようやく追い詰めた下手人に幹次郎が怒りの一刀を放つ!ドラマ化された人気シリーズ、待望の第二十二弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計5000万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
155
吉原裏同心「夢幻」22巻。汀女さんと薄墨太夫(加門麻)さん幹次郎に対して大胆な行動をとるような展開になってきましたが、良い結末で終わりますように。 2015/05/13
KAZOO
114
今回は、あんまが殺されその下手人を探すための手がかりや主人公を取り巻く人々の関係が中心となっています。吉原一のおいらんとの関係も徐々に緊迫感を増してきている感じでどのように佐伯さんは決着をつけようとされているのでしょうかねえ。2017/12/11
kinupon
40
いつもながらハラハラ・ドキドキさせられるストーリーです。2020/06/06
優希
34
静かに哀しみが滲み入りました。2022/08/07
いつでも母さん
34
シリーズ22作目。そろそろ完!をお願いしたい。今回のラストは好みではない。薄墨太夫と姉様を天秤にかける訳にはいかないでしょう~どちらかが亡くなるのかなぁ・・まさかの幹次郎がか?薄墨太夫が加門 麻に戻り、大団円で良いのだが・・もう、そればかりが気になる。佐伯先生、焦らすのがお上手(笑)2015/04/18