光文社文庫<br> 妖怪探偵・百目〈1〉朱塗の街

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光文社文庫
妖怪探偵・百目〈1〉朱塗の街

  • 上田 早夕里【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334767679
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

絶世の美女にして全身に百の眼を持つ妖怪・百目。彼女の探偵事務所は、妖怪と人間が共存する“真朱の街”にある。請け負う事件は、すべて妖怪がらみ。依頼人は、報酬を自分の寿命で払うのが決まりだ。助手の相良邦雄は、時々百目に寿命を吸われつつ、事件解決にこき使われる日々を送るのだが…。数多のもののけたちが跳梁跋扈する、妖怪ハードボイルド第一弾!

著者等紹介

上田早夕里[ウエダサユリ]
兵庫県出身。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞しデビュー。2010年に発表した『華竜の宮』が、『SFが読みたい!2011年版』のベストSF2010において国内篇1位となり、2011年には第10回センス・オブ・ジェンダー賞大賞、第32回日本SF大賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

110
どこかで見たよ…と思ったら【魚舟・獣舟】の短編の続きでした。ある事件により、空虚な心を抱え抜け殻のように生きる主人公。妖怪と人が共存する街、真朱で探偵の百目の助手に。妖怪酒で徐々に人間臭さが抜けるわ、時折寿命も吸われるわ…でも酷薄なはずの妖怪の方がよっぽど人間より、道理をわきまえ心優しく見えるから不思議だ。この本自体に妖怪に近しくなる呪がかけられているのでは(笑)ヒューマノイドと妖怪の「恋」がせつない【炎風】がいい。やはりこの手の話を書かせたら、作者の右に出る方はいないでしょうね!次も楽しみです!2014/08/12

佐々陽太朗(K.Tsubota)

99
上田氏の著書『魚舟・獣舟』を読んだのは二〇一二年三月のことであった。その短編集第四話「真朱の街」を演繹する形でのシリーズが始まった。光文社の謳い文句は「妖怪ハードボイルド」なるもの。私が以前読んだものの中ではエリック・ガルシア氏の『さらば、愛しき鉤爪』を始めとする<鉤爪シリーズ>が「恐竜ハードボイルド」と呼ばれるものであったが、「恐竜ハードボイルド」が有るならば「妖怪ハードボイルド」があったとしても不思議ではない。第四話「炎風」に書かれた妖怪とヒューマノイドの恋が切ない。このシリーズ、読んでいきます。2014/07/20

藤月はな(灯れ松明の火)

76
科学は妖怪を駆逐することなく、寧ろ、その助けとなった未来。科学SFと妖怪は目出度く、結婚することができたのです^^表紙絵があるのに百目は『HoLic』の侑子さんのイメージとなりますね。利己的なのに偽善や自慰的な悔恨でそれを隠す醜く、愚かで死んだような人間(邦雄、裕子、研究所の人間、リゾートで人工の享楽を貪る客)は嫌いです。対して飯盒の楽しさを語り、太一郎君の歪みを肯定する小豆洗いさんやヒューマノイドの明日香を愛するが故に独占欲を剥き出しにする風鎌、リゾート客を死んでも辱める<濁>の方が人間らしく、好きです2014/09/30

巨峰

74
連作短編。妖怪と人間が名目的には共存する「真朱の街」。妖怪たちは人間の寿命を吸いながら暮らしている。この街に住むようになった心に傷を負った青年と、彼を雇う妖怪探偵百目。彼女は絶世の美女の外見を持っていたが、内面は…。『魚舟・獣舟』の1編から続く物語で、前半の数編は設定の確認を何度もするので少し鬱陶しい。まとめて出版する段階で手を入れるべきだと思う。中半からは良い面白くなった。数多の妖怪が登場するので、そういうのが好きな人は嬉しいかも。3巻まであるうちの1巻として壮大な前振りな感じがする。面白くなりそう。2017/09/13

けい

74
近未来的な都市『真朱の街』そこに蠢く妖怪と人間。短編集『魚舟・獣舟』で語られた内容をエピローグ代わりに物語が展開されます。遺伝子工学や電子工学、情報工学が発達した未来の想定に、妖怪という古めかしい登場人物達がいい感じに溶け込んで、独特の世界観を創り出す。他の作品との時代的なリンクを想像させる感じが更にいいです。有名どころの妖怪を登場させながらも、どこか一味違う登場人物達。まだまだ導入部、これからの展開が楽しみなシリーズです。2015/03/05

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