内容説明
将軍吉宗の寵姫・竹姫の代参の警固を無事に果たした御広敷用人の水城聡四郎。しかし、竹姫に対して、大奥でもっとも陰湿な罠がまたも仕掛けられた。聡四郎はその罠を防ぐことができるのか。一方、聡四郎を襲った御広敷伊賀者の元組頭・藤川義右衛門は、新たな展開を仕掛けるべく「大物」を巻き込むことに―。手に汗握る展開と剣戟が魅力のシリーズ、切望の第六弾。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業、歯科医師。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
82
御広敷用人 大奥記録「茶会の乱」6巻。無事に江戸城帰ってきた竹姫にまたまた陰湿な天英院と月光院の嫌がらせに吉宗の鉄槌がスカットしますね、聡四朗が匿っている忍びの袖さてさて聡四朗に着くのか藤川に与するのか次巻の展開が楽しみ。2019/09/21
ジュール リブレ
19
ボストン茶会事件、ならぬ、大奥茶会の乱。お菓子の騒動に命がけ、何か滑稽な、落語にしてみたいようなお話でした。2015/11/25
うさこ@タッタカタ
9
映像化したら1番の盛り上がりとなるでしょう、大奥、野点編。こ、これは上様ーははあー2018/02/27
うさこ@タッタカタ
8
祟り神にならないように寺に葬られる。ぞわわーほんとにそうなの!こわーという陰謀渦巻く大奥でした。インケンな嫌がらせを愉しみながら逆転されたり、きいいーと袖を噛むオンナの闘い。竹姫がカワイイがー妾に月の物がきたら反撃開始よおーわくわく!2017/01/06
蕭白
8
吉宗の粋な計らいがかっこよすぎ!2015/10/14