光文社文庫<br> 風精(ゼフィルス)の棲む場所 (新装版)

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光文社文庫
風精(ゼフィルス)の棲む場所 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334764494
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

京都・北山の奥深く。ミステリ作家の浅間寺竜之介は、愛犬のサスケとともに、地図にも載っていない風神村を訪れた。村に棲息する美しい蝶を模した舞を見てほしいと、ファンの少女から誘われたのだ。通し稽古の直後、舞手の一人が胸を刺され殺された。多感な少女たちの想いが複雑に交錯する。「村の乙女の伝説」が暗示する神隠しの真相とは!?哀切の本格ミステリ。

著者等紹介

柴田よしき[シバタヨシキ]
東京都生まれ。1995年『RIKO 女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞してデビュー。以降、ミステリーを中心にホラー、警察小説、伝奇ロマン、恋愛サスペンスなど、多彩な作品を手がけ、広範な読者の注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

28
浅間寺先生とサスケが登場するとのことで手に。地図にない村で殺人事件…という設定にワクワク。「村」の真相はよかった。蝶の舞、見てみたいな。2016/05/27

harupon

16
この話は正太郎の最初の飼い主の浅間寺竜之介と愛犬のサスケが事件の謎を解き明かす話。京都の山奥、地図にない「風神村」での殺人事件。猫探偵シリーズにおける桜川ひとみの出すコミカルさはなく、事件に遭遇した少女たちに対する竜之介おじさまの思慮深さが、なんともカッコよく感じました。竜之介の推理で、真相も暴かれましたが、切なさが残りました。最後の「いつか逢える人」を読み、“えぇー、タイムスリップしてたのか???どういうこと???” 只今、混乱中!2020/12/03

eipero25

12
道路も通ってない地図にない村からメールが届くということがすでに謎。ネット通信どうなってんの?まあいいや。殺人のトリックもややこしいし、正直どうでもよくて、昭和中期の暮らしを現在の山間部でやってる設定がおもしろかった。 今後、猫探偵シリーズを読んでみよう。 柴田さんは犬や猫や森が好きそうで、接しやすい。2017/12/18

DONA

9
猫探偵・正太郎シリーズに出ている浅間寺先生が主人公の話。サスケも出てきて相変わらずかわいかったです。普通のミステリーではなく、最後まで読むと不思議な雰囲気の物語でした。2013/05/30

daubentonia

9
閉ざされた集落、昔から伝わる祭、基本的にはよくある殺人事件だったと思います。浅間寺先生の話す京都の言葉には癒されました☆事件自体は、そうなんだぁって感じで解決されていきます。しかしながら、最後の最後に、えっ!あ、だからか〜! って驚きました。それを知ってから、村の事や祭の事を考えると、より幻想的に美しく見えてきました。ページ数も少なく、すぐ読めてしまいますが面白かったです。2012/10/25

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