光文社文庫<br> 青銅の翳り―密偵ファルコ

光文社文庫
青銅の翳り―密偵ファルコ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 547p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334761080
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

紀元70年のローマ。内乱を制したウェスパシアヌス帝だが、なお各地に潜伏する謀反の残党がいた。これを探し出し、服従を誓わせるのが、今回、密偵ファルコに与えられた使命である。ペトロ一家との家族旅行を装い、彼が向かったのは、ベスビオ山の大噴火により壊滅するわずか8年前のポンペイ。運命を知りようもない人々は、思い思いに夏の日を楽しんでいた…。―イギリス・ミステリー界で人気No.1のシリーズ第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

湖都

11
シリーズ二作目は、思っていた以上に一作目の続きでした!一作目を読んでいないと厳しいな…。舞台は南イタリア・ポンペイ付近が主。まだ火山が爆発してない時代とのことで、町は普通に繁栄している。今回はひたすら犯人を追う流れで、謎解きは特になし。ヘレナとのロマンスと、ファルコの軽妙なユーモアを楽しむのは前作と変わらず。ペトロの件ではどきどきしたけど、ハッピーエンドが約束されてる雰囲気の本なので安心して読める。2018/07/10

はる

10
図書館本。密偵殿と同じように移動をしたり雑事にかまけていたら読み終わった日にちを忘れてしまった!(こちらには色事と競馬は無かったけれど)ほんとうに前巻の事件がそのまま続いていて、これがまだまだ続きそうだ。どんなに酷使されるんだ密偵。友人家族との子連れ旅、甥っ子連れての旅。これがなかなかたいへんそうで…。この先シリーズに付き合うかどうか悩む。2016/06/10

中島直人

4
(図書館)読了。2019/07/07

鐵太郎

3
カミルスの屋敷を辞去しながら、ヘレナが以前ペルナティナクスを死なせるようなことは避けてほしいと行っていたのを思いだした。だが、今見つけたら、たぶん殺(や)る。 「ディディウス・ファルコと申します。オスティア街道の裏、洗濯屋『鷲』の七階に住むものです」 ・・・ 「今回の治療の請求書は、そちらに送っていただきたい」 男だねぇ。 2005/10/12

蝉の一生

2
再読。密偵ファルコシリーズ第2弾。前作の完結編。今回はクーデタ未遂事件の後始末のため、イタリア半島内での出張が続きます。ヘレナとの行き違いが続き、悩みながらも、決して諦めない探偵魂と能力を駆使して、真相に徐々に近づいていきます。そして感動のラストが…。2023/12/31

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