光文社文庫<br> ガーディアン

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光文社文庫
ガーディアン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334747749
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幼時に父を亡くした勅使河原冴は、ずっと不思議な力に護られていた。冴が「ガーディアン」と呼ぶその力は、彼女の危険を回避するためだけに発動する。突発的な事故ならバリアーとして。悪意を持った攻撃にはより激しく。では、彼女に殺意を抱いた相手には?きっと、誰かに勧めたくなる。本格のイリュージョニスト・石持浅海の魅力が炸裂する奇想ミステリーの傑作。

著者等紹介

石持浅海[イシモチアサミ]
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部を卒業後、食品会社に勤務。鮎川哲也編の公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)に、秀作短編を発表したのち、光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」に応募した『アイルランドの薔薇』で、2002年に長編デビュー。’03年刊行の第二長編『月の扉』は、各種のランキング企画に上位ランクインし、日本推理作家協会賞の候補にもなる。さらに、’05年刊行の『扉は閉ざされたまま』はベストセラーとなり、いまもっとも期待される本格ミステリーの旗手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

139
危険を回避するためにのみ発動するガーディアン。母と娘の章がありますが母の章の方が面白かった。2015/10/19

ゆみきーにゃ

77
《図書館》読メで知った一冊。SF風かな?と思いきや、ミステリ要素満載。冴(母親)の章と円(娘)の章があり、冴の章はワクワクドキドキさせられたけど、円の章はイマイチ。親の愛、家族の愛って計り知れないな~2017/05/27

しょーくん@本棚再編中

49
★★★★★★★☆☆☆私も欲しいですね、「ガーディアン」というその力。SF・ファンタジー的ミステリーという感じの作品でした。「ガーディアン」が発動される度に戸惑う冴、「ガーディアン」をあたかも使いこなしているようにみえる冴の娘の円。二人の対比が面白かったです。2014/10/18

rio

41
主人公に危機が訪れたとき不思議な力、「ガーディアン」が発動し危険を回避する奇想ミステリー。SF面が強くミステリーというより、登場人物の心理的描写が印象深い作品でした。ガーディアンの存在を恐れる人や利用とする人、ガーディアンを持つ主人公を受け入れる人など、登場人物の立場によってガーディアンの見方が変わってくるところが興味深かったです。悪意を持った攻撃に対する過激な報復は頼もしい反面、恐ろしくもあり、複雑な立ち位置が際立っていました。2013/02/02

た〜

37
ミステリーであり、ホラーでもある。前半はこの作者らしい心理をつく推理ものに近い展開。一転後半はスプラッタな心理戦で、かなり恐ろしい2012/05/27

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