光文社文庫
海の斜光

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334746995
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

轢き逃げで一人息子を喪い、妻にも先立たれた作家の成田正隆は、妻の郷里・佐賀へ、傷心を癒す旅に出た。唐津の名勝・七ツ釜で、水死体となって発見されたOL。事件の真相を調べる成田は、自らの一家を襲った悲劇とも結びつく、人間関係の「奇しき縁」を知る―(表題作)。佐賀、唐津、そして熱海。美しい風光の中に紡ぎ出された、著者会心の珠玉の旅情ミステリー。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て、作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど、多岐にわたる分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misa*

62
森村さん作品はこれで2作目。友達にオススメされて読んだけれどさすが森村さん!安定感のある推理サスペンスでした。3篇に分かれていて、佐賀、熱海などの海が舞台となったお話で、個人的には熱海が舞台のお話が好き。犯人が最後に犯行を供述する場面はあれやこれやと話が進んでサクサク読める。ただ、短篇よりは長篇好きなので1作目に読んだ「山の屍」はオススメです。2016/10/01

2
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2009/12/post-b8b0-1.html2017/03/23

1
★★★2011/12/20

GAKU

1
約10年前の作品だが、十分読める。短編3作ともに海をモチーフにしているが、熱海が一番興味を惹かれた。佐賀は地元に近いためどうしても意識が違って感じるのかもしれない。2010/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/344704
  • ご注意事項