光文社文庫<br> ぶぶ漬け伝説の謎―裏(マイナー)京都ミステリー

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光文社文庫
ぶぶ漬け伝説の謎―裏(マイナー)京都ミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334746315
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

地元弱小新聞の自称エース記者・折原けいに殺人容疑が?京都の裏情報を取材に来ていたフリーライターが毒殺され、接触していた彼女に警察が目をつけたのだ。マイナーな名刹・大悲閣千光寺の寺男・有馬次郎は、容疑を晴らしてやるため、調査に乗り出すが―(表題作)。知る人ぞ知るミステリアス京都と、古都ならではの謎解きの妙味。

著者等紹介

北森鴻[キタモリコウ]
1961年山口県生まれ。鮎川哲也編集の公募アンソロジー『本格推理』への参加を経て、’95年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。’98年『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

91
6作の連作短編集です。北森さんにしては若干主人公たちが軽めなのが気になります。大悲閣の住職をもう少し主人公格にしてもよかったのではという気がします。表題作がこの中では一番興味深く読みました。前回もそうですが、京都の季節感や食べ物の話がこのシリーズでは一番印象に残りました。あとがきも印象に残りました。浅野さんは(北森さんのパートナー)北森さんのお弟子さんのような関係だったのですね。2023/10/15

五右衛門

54
読了。裏京都ミステリー第二弾。アルマジロの活躍です。前巻よりバタバタ感がより増幅されてるし、もう少し前職関係者との濃い設定かと読み進めましたが軽めのまま読み終わりました。作者が存命ならば…又違うシリーズに次も行きます。読みやすくて謎解きの読後感が上手いストーリーが好きです。今年はたぶんこの作品が最後かな。来年もよろしくお願いいたします。2021/12/29

KAZOO

42
裏京都ミステリーシリーズの後半から再読しています。著者にしては若干軽めのほうのミステリーです。本当においしそうな食べものなどが出てきます。またここに出てくる大悲閣千光寺は嵐山から近いということなのですが、いつも時間がなくて行けずに終わっています。今度じっくりといってみたい気がします。2014/07/28

うまる

29
京都への理解が深まるのか、更に謎が深まるのか。第2弾だと知らずに手にしたせいか、1話目はノリがわからなかったですが、2話目からどんどん面白くなりました。京都と言えばで必ず出てくるぶぶ漬けの話。この謎がわかっただけでも読んで良かったです。ほんとかどうかはしらんけど。京都人と京都市民が違うというのは驚きました。京都市民がうっかり京都人と言ってしまった時の返答は、いかにもだなぁと笑ってしまいました。あと京都府警の描写はこれでいいのか(笑2023/10/18

きつねこ

28
シリーズ二作目を先に読んでしまいました。おちゃらけたっぷりのユーモアミステリーなんですが、謎解き部分とおいしそうな食べ物描写!はさすがですね。那智先生シリーズとコラボってる「ア・リ・マ」にはニヤリ。裏京都のアレコレも興味深かったです。解説が浅野里沙子さんで、北森さんの人となりや作品に触れられていて、なんとも言えない残念な気持ちになりました。シリーズ一作目を読む前に、最期の那智先生を読まなくてはね。2014/08/14

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