光文社文庫
シネマ狂躁曲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334746124
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

原作者として、役者として、在日作家のソン・ヨンスが関わった映画制作の現場は、映画の魅力に取り憑かれた人間たちの修羅の巷だった。日韓の流儀が対立する撮影現場での諍いや、背を焼くような資金繰りの苦労。完成するのか、しないのか。極限の人生を生きる梁石日だけが描き得る、驚天動地の人間ドラマ。

著者等紹介

梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪府生まれ。事業を興すが、莫大な借金をかかえて、倒産。29歳で大阪を出奔、放浪。のちに、東京で、タクシー運転手を十年勤める。デビュー作の『タクシー狂躁曲』は「月はどっちに出ている」として映画化。第11回山本周五郎賞を受賞した『血と骨』も、ミリオンセラーとなり、映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっしー

9
★3・5 映画業界面白い。初読み作家かなぁ。また次も読みたくなった。2017/02/09

バカ殿。

5
大阪アパッチ族描いた『夜を駆けて』の映画秘話がおもしろかった、在日テーマにしたタブー映画なので次から次へと難題がふりかかり完成できたのが奇跡のようだ。2004年で主演が山本太郎だったようだが知らなかったな、DVDあれば是非みたい。あと氏が俳優の経験もあるとは驚いた、2016/02/11

まる

1
[血と骨]以来、久々の梁さんの作品。面白い…文字の中に生身の人間の匂いがします登場する灰汁の強い在日の方たちに、溢れる生命力と粋な男気を感じました。梁さんの経験が元になっている小説だもの、スリリングなのは当たり前ですよね。次は何を読もうか…楽しい悩みが出来ました。2015/03/10

Rienco

1
★★★★★ 闇の子供達に続いて梁石日作品2作目読破。今回は作者のドラマだったので意外だったが流石に一気に読破。他作品も興味が出てくる。2014/10/07

mun54

1
壮絶な映画製作の裏側をはじめて知りました。2011/09/25

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