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光文社文庫
あてになる国のつくり方―フツー人の誇りと責任

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334744687
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

「バタフライ効果」をご存知か!?蝶の羽の動きがあたりの空気をわずかに震わせる。そのかすかな動きが伝わって大きな波動を呼び、ついには気圧を変え、大嵐を発生させることがある。「一方的に国の命令を聞けという官の主張」に流されず、フツー人がまず自覚し、責任を果たさなければいけないと、本書は説く。一人ひとりが生き方を考えることで、世界は変えられる。

目次

序章 フツー人の誇りと責任(二十世紀から二十一世紀へ;平均寿命が三倍になった ほか)
第1章 安ければいいのか 安心できる食糧立国をめざす(知らぬと仏になりかねない;BSE騒動で肉の流通が変わる ほか)
第2章 モラルの高い新しい日本型経済をめざす(「宇宙船地球号」の経済へ;冷戦が終わり経済の大競争へ ほか)
第3章 世界にあてにされる平和貢献国をめざす(グローバリゼーションのひずみ;忘れられたアフガニスタン ほか)
終章 競争か、共生か(二つの感想;アメリカ一国中心主義 ほか)

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年、山形県東置賜郡川西町(旧小松町)生まれ。上智大学仏語科卒。NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』(山元護久と共作)などで放送作家として活躍。’72年『手鎖心中』で直木賞受賞。同年『道元の冒険』で岸田戯曲賞と芸術選奨新人賞受賞。戯曲『しみじみ日本・乃木大将』『小林一茶』で読売文学賞、小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲『太鼓たたいて笛ふいて』で毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞などを受賞。’84年こまつ座を旗揚げ。’87年に蔵書を川西町に寄贈し、「遅筆堂文庫」開館。この文庫を拠点に、こまつ座主催「生活者大学校」を毎年開校。2004年度文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

h0z8じゅうたんの36.5cm

1
9.11後のいろいろが3.11後のいろいろとかぶる。「核兵器を備えた町と緑の町が隣り合っている」アフガニスタンの地雷撤去は地元の雇用確保は。。。2012/09/07

ひろち

0
主婦としては食糧問題に特に関心を持って読んだけど、原発事故後状況は大きく変わってしまい、さらにTPP参加まで…。先に不安を感じるけど、不安なのは知らないからだ。まずはもっと知ることから始めたい。その後、何か行動するにしても本中にある「バタフライ効果」を知れば、私一人が地味に行動したって…とは思わないはず。2012/05/13

ekko

0
カタカナで「フツー」と書くことに意味を込めている気がするけど、そのココロは一度読んだだけではわからなかった。選挙に投票に行くことに意味があると信じて欠かさず投票に行く一般人を「フツー」人といっている気もしたけれど、もう少し深い意味も込めている気がした。特にコロナを経験している私たちは、この本で提起されている考え方に学ぶところがあると思った。2020/08/25

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