内容説明
「バタフライ効果」をご存知か!?蝶の羽の動きがあたりの空気をわずかに震わせる。そのかすかな動きが伝わって大きな波動を呼び、ついには気圧を変え、大嵐を発生させることがある。「一方的に国の命令を聞けという官の主張」に流されず、フツー人がまず自覚し、責任を果たさなければいけないと、本書は説く。一人ひとりが生き方を考えることで、世界は変えられる。
目次
序章 フツー人の誇りと責任(二十世紀から二十一世紀へ;平均寿命が三倍になった ほか)
第1章 安ければいいのか 安心できる食糧立国をめざす(知らぬと仏になりかねない;BSE騒動で肉の流通が変わる ほか)
第2章 モラルの高い新しい日本型経済をめざす(「宇宙船地球号」の経済へ;冷戦が終わり経済の大競争へ ほか)
第3章 世界にあてにされる平和貢献国をめざす(グローバリゼーションのひずみ;忘れられたアフガニスタン ほか)
終章 競争か、共生か(二つの感想;アメリカ一国中心主義 ほか)
著者等紹介
井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年、山形県東置賜郡川西町(旧小松町)生まれ。上智大学仏語科卒。NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』(山元護久と共作)などで放送作家として活躍。’72年『手鎖心中』で直木賞受賞。同年『道元の冒険』で岸田戯曲賞と芸術選奨新人賞受賞。戯曲『しみじみ日本・乃木大将』『小林一茶』で読売文学賞、小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲『太鼓たたいて笛ふいて』で毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞などを受賞。’84年こまつ座を旗揚げ。’87年に蔵書を川西町に寄贈し、「遅筆堂文庫」開館。この文庫を拠点に、こまつ座主催「生活者大学校」を毎年開校。2004年度文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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