光文社文庫
アマバルの自然誌―沖縄の田舎で暮らす

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334742638
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

沖縄島の太平洋側に位置する「アマバル」。大空でさえずる鳥、音もなく輝く遠雷、「見えない」新月、地域の草刈り、壁に群がる虫…。生活に密着した四季折折の生態に目を見張り、耳を傾け、調べあげることで、初めて本当の自然が見えてくる―。5年に及ぶアマバルでの暮らしを通じて、著者が綴った「観察日記」。夏休みの自由研究のような、楽しさ溢れるエッセイ集。

目次

サシバの冬
名前がわからない
春から夏へ
イソヒヨドリの育児
遠い電光
白いクロサギ
ムカデとナナフシ
台風が来た
謎の小鳥と危ない連中
月に狂う〔ほか〕

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
詩人・評論家・作家。1945年北海道生まれ。’88年『スティル・ライフ』で芥川賞。’92年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、’93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞ほか、受賞作多数。2004年、幅広い創作活動に対し、司馬遼太郎賞が贈られる。豊富な自然科学の知識とリリカルな文章で多くのファンを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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