光文社文庫<br> 悪の華

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光文社文庫
悪の華

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  • サイズ 文庫判/ページ数 644p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334741341
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

シチリアマフィアのドンの息子ガルシアは、仲間の裏切りにより家族を皆殺しにされてしまう。祖母の生まれ育った国、日本へ―。その心には、燃えるような復讐への思いが滾っていた。日本の裏社会で類い希な戦闘能力を買われたガルシアは、山王寺組若頭・不破の暗殺を請け負う。が、不破もまた非道極まりない殺人マシーンだった…。凄絶なピカレスクロマン。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1998年『血塗られた神話』で第7回メフィスト賞を受賞。暗黒小説からピュアな恋愛小説まで多彩なエンタテインメント作品を次々と発表し、幅広い読者を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★グラスハート★

72
2.0 シチリアを追われたガルシアが日本で金を稼ぐためにヤクザ同士と中国マフィアの争いの中で活躍する話。 いやしかし、マールボロやラークなどしつこいぐらいタバコの銘柄が書かれるんだけど、これは意味があるのだろうか。 終わったら、カスミはどうなるのかな?と思っていたんだけど、守の最後の言葉に意味があった!最後の最後までバタバタと展開があってよかったと思う。 続編も出ているようなので、読んでみようと思う。マイケルへ制裁をあたえるのかな?2018/04/23

Dai(ダイ)

20
作者のゴッドファーザーに対するオマージュだとか。マフィアものと言うより一昔前の西部劇日本版といった雰囲気だが。初期の頃の作品はもう少しハードボイルド色が強かったように思う。ヒット作品を連発し、筆力が練られたための、遊び心が出始めたのがこの辺りからなのか。リアリズムよりは、エンターテイメントとして読む分には十分楽しめた。主人公ガルシアのその後が気になるので、続編「聖殺人者」を続けて読むことにする。2013/08/31

ロッシーニ@めざせ正社員

11
仲間の裏切りに遭い、家族を皆殺しにされたイタリアマフィアは、復讐を誓い日本へ。その資金を得るため、あるヤクザの暗殺を請け負うが……。日本のヤクザや中国マフィアが入り混じってて面白いけど、復讐を忘れてるような気もしました。続編として「聖殺人者」があるようなので、そちらも読んでみようと思います。2012/11/22

Masaaki Kaneda

5
先に続編の聖殺人者を読んでしまいやっと読めました ページ数もですが内容も濃厚でした2017/02/07

若葉

5
初・新堂冬樹でした。各登場人物の心情の書き分けが凄く上手い方ですねえ。ハードボイルドの世界観もカッコ良く、大満足でした。何で、こんなに登録数が少ないのだろう?2013/02/18

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