内容説明
池袋の無認可保育所『ひよこハウス』。そこに子供を預ける三人の男女の出会いが悲劇の予兆だった。一流クラブのホステス・綾乃。ヘルス嬢。売れないホスト。二年前、綾乃の夫を殺害した轡田秀彦が仮出所し、三人の前に姿を現した時から物語は急転直下、終幕へと突き進む。轡田萩知る綾乃の秘密とは?乳幼児秘待事件が相次ぐ現在に母性の意味を問う渾身の力作。
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て、ジャーナリストとして独立。本名祝康成名義で、『19歳の結末 一家4人惨殺事件』、『真相はこれだ!不可思議8大事件の核心を撃つ』などのノンフィクションを上梓。小説家としてのデビュー作は、2000年の『サイレント・ボーダー』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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