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光文社文庫
裏店とんぼ―研ぎ師人情始末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334739300
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

直心影流の使い手・荒金菊之助は、かつて八王子千人同心であったが、今は浪人となり、貧乏長屋で研ぎ師をしている。ある日、知り合いの子供の父親が殺された。下手人として凶賊・八雲の千造一味が浮かぶ。菊之助は、従兄弟で南町奉行所の臨時廻り同心・横山秀蔵に協力を求め、賊を追いつめていく。迫力満点の剣戟描写と、人情味溢れる痛快時代活劇。

著者等紹介

稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家・放送作家を経て、’94年『かまち』で作家デビュー。冒険小説、ハードボイルド、SF戦記などの幅広いジャンルで活躍。近年は時代小説のフィールドにも進出
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

35
研ぎ師人情始末シリーズ「裏店とんぼ」第1巻。 貧乏長屋で研ぎ師で生活している主人公荒金菊之助、過去は八王子千人同心直心影流の使い手。ちょっとしたきっかけで自ら事件にかかわり、かつ菊之助にかかわった人のためにお節介をやく、今までとは少し違う役どころなので面白く読みやすい。次巻以降が楽しみ。2013/12/21

文句有蔵

9
面白かった!重くもなく軽くもなく、人物にも魅力がある。鬼平や小兵衛みたいに無敵じゃないところがいい。話の展開もスムーズで、一冊で一話が完結している、短編集じゃないところもいい。かといって長編という感じでもない。不思議。しかしよかった。病院の待合室用に最適。時を忘れた。取り敢えずこのシリーズは読み尽くそう。気持ちのよい江戸人情話である。2013/12/26

あここ

8
何で包丁研ぎなのか。何で侍辞めたのか。でも同心株は持ってるらしい。奥さんは亡くなってるらしい。過去に何があったのかはまだ明かされてない。ちょっと気になった子供に関わったら大事になった。泥棒退治。乗り掛かった船にどっぷり乗る、なんなら自分で操縦するくらい。本業大丈夫ですか?従兄弟が臨時廻り。協力してるのか利用してるのか。仲悪いのかと思ったらそうでもなかった。さばさば関係がいい。コネで火盗改めになれるのか。急に捕物に目覚めた男。盗賊に殺されるかと期待してたら(笑)ちゃっかり定職に就いてた。今回一番得した人。2021/10/09

ミュポトワ@猫mode

5
再読。昔からある、オーソドックスな勧善懲悪の時代小説です。人情味とかお節介とか正義感とかそんな感じの物語ですね。水戸黄門的なやつです。老人は出てきませんがwww本自体は、するすると読めますよ♪ページ数も300ページちょっとなので、量的にも多くないです。ただ、時代小説につき物の対決シーンがこれじゃぁなぁって感じですね…解説では結構ほめてますが、人を飛び越すのはどうかと思うのですよ…雑技団じゃあるまいし…続編もありますからこれから読みます。続編も再読ですが、もう覚えてないので。2018/05/16

せぴあ

5
おもしろかった。一気読みしてしまった。主人公の菊之助は、自分のことには全く無欲な、お節介の正義漢。普段は包丁研いでる職人だが、刀を握れば直心影流の使い手でむちゃくちゃ強いなんてかっこいいではないか。このシリーズもっと読んでみようかな。三蔵は、これからも活躍する予感。2014/03/04

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