光文社文庫<br> 野球の国

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光文社文庫
野球の国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334738419
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

「一人旅は思いがけず楽しかった。/アローンだがロンリーではなかった。一人でどこにでも行けた」この小説家に必要なもの、それは―野球場、映画館、マッサージ、うどん、ラーメン、ビール、編集者、CPカンパニーの服…そして旅。沖縄へ、四国へ、台湾へ。地方球場を訪ね、ファームの試合や消化試合を巡るトホホでワンダフルな一人旅。珠玉の紀行エッセイ。

目次

沖縄編
四国編
台湾編
東北編
広島編
九州編

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

79
奥田さんのエッセイ6冊目。地方球場を巡る一人旅。自由気ままな旅先での出会いに一喜一憂している姿にニマニマ。自然や景色にワオと感嘆したり、各地の名産をマイウーと堪能しながらも、野球本来の魅力について気付かせてくれます。球場、選手、観客が一丸となって盛り上がる試合って楽しい。ファンならずとも球場へ足を運びたくなります。読書や映画の好み、執筆スタイルや苦悩も垣間見えるのはエッセイならでは。「この作家の文章が好き」と言われることが最高の褒め言葉だそう。わたし、奥田さんの文章が好きです。奥田さんが大好きです!2016/06/02

りゅう☆

69
奥田節満載でやっぱり笑えました。毒舌、一人ノリツッコミも健在。今回は予習なしの一人旅。さすが売れっ子作家だけあって贅沢なとこもあったけど、そこは奥田さん。わざと嫌味のように書いてても笑って納得。野球に関してはかなり古い情報だが、どの旅行でも共通な話題は奥田さんが体験した映画、マッサージ等だけでなく「ここに住みたい」と思う気持ち。ただ東北だけは寒さが厳しいので「家族がいるかも?」と付け加えてるとこがまた面白いんだけどね。そして二晩連続野球場でのブリブリブリーって…。私、大人だけど子供のようにウケてしまった。2015/01/20

5 よういち

65
作家・奥田英朗がプロ野球観戦のために、地方球場を旅する紀行。まあ、かなり言いたい放題、やりたい放題なので、正直笑える。なんとなく自分とも似ているところがあるんだよなぁ。適当で、行き当たりばったりで、周波数が合うというえばいいんでしょうかね。潤沢な資金を使うってところは似ても似つかないけど(笑) ここに出てくるスポーツはベースボールではなく、野球だって雰囲気がいいんだよね。私もこんな気ままな旅がしてみたいな。球場でビール飲んで、うまいもの食べてね。 おかげで定年退職後の楽しみができたよ。2018/03/03

やっち@カープ女子

59
いつもは編集者ご同行だけど今回はおひとりさまのユルーい旅。何処に行っても必須は野球場、映画館、マッサージ、美味しいもの。ワオ‼︎ 私の愛した広島市民球場にも来てくれてたのね♪ユルーくクスっと笑える文章が読んでて心地良かった。2015/06/14

再び読書

58
野球に関する記述に関しては少なくて残念に思う。それぞれの場所に赴き野球を観戦すると称して、その土地を楽しむと言う出張が多い営業マンの楽しみ方を彷彿させる。しかし、営業マンはこれほど時間は有りませんが。マッサージ好きが少し普通の人と違うのと眠りに関する話が特徴的。又わざわざ台湾でも見るくらい映画好きなのが、印象深い。小説は書きながら主人公が動き出すと言うパターンの作家だとわかりました。赤川次郎や、村上春樹もエッセイでは同じようなことを書いていました。面白く読めました。2013/03/28

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