光文社文庫
新選組読本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 626p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334735944
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

幕末動乱の京を駈け抜け、露と散った武闘集団の実像に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

20
久しぶりにガッツリした新選組関連本を読んだ。情報モノは歴史だとしても時が経てば新たな発見や真実が見つかり、どんどん捉え方が変わっていく。更に著者によって同じものを描いていても印象が全く違ってくる。そこを考慮したとしてもやはり興味が尽きず、新選組の真価に心躍らせながら読んだ。勿論情報は古いので、この書籍は今昔の捉え方の違いを発見するのに面白い本、という位置づけ。過去に読んだことある史料も含まれていたが、新選組と向き合った著者たちの熱がバシバシ感じられるのが良かった。普通の小説とは一味違うわくわくを味わえた。2019/03/05

みーや

11
今まで読んだ新選組の本は小説ばかりだったけど、これはエッセイのような話なども含まれる短編集で楽しめた。 子母澤寛、池波正太郎などとても読みやすかったし、実際の八木邸の息子さんの話を書かれたりしてて興味深かった。2020/01/03

桜雨

7
新選組のエッセイや小説をまとめたもの。斎藤一が好きなので、そこはもちろんだけど松平容保の話が気になった。本当に今も東京銀行の金庫にあるのだろうか。知識が浅いので、どれが史実でどれがフィクションかわからなかった。でも、読んで良かったと思える1冊かな。2014/01/04

にこにこ

6
下澤先生のも読みたかったが、王城の守護者のみ。肥後守様のお話。序盤は八重の桜のまんまだなーと思っていたけど、後半は幕末のスピード感についていけず、いつの間にか朝敵になっちゃってた会津藩と朝敵を避けた慶喜、どっちも面白い。至誠をモットーにしてるのが吉田松陰と同じなのにこんなに道が違うとは。先祖がすごすぎてご家訓の見直しができなかったのが敗因か。ちょっとばかし今の選挙の憲法見直し賛否の事も考えてしまった。2016/07/01

ひなた

4
★★★★新撰組について書かれた小説やエッセイをまとめたもの。新撰組がおかれていた当時の京都の状況、新選組の始まり、個々の隊士の人物像等多面的なアプローチで新選組の入門書として魅力的な内容に仕上がっていた。特に尊攘派には思想的左派・ブルジョア地主・農民派があったと分析された歴史学者のエッセイは興味深く、自分で探していたのでは行き当たらなかったであろう読み物で非常に勉強になった。選者の方に感謝。2013/06/08

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