内容説明
宿命のライバル、日米のたまさかの蜜月が過ぎようとしている。安保条文の落とし穴、国連憲章にある“敵国条項”に気付いている日本人がどれだけいるだろうか。資本主義化の道をたどる、中国、ソ連の広大な市場を制するのは日本だ、とアメリカが悟ったならば…。巨大な人造国家アメリカの本質を徹底的に探る、気鋭の渾身作。
目次
１ 宿命の対決、アメリカと日本
２ 安保・自由貿易体制が終わる
３ 軍事国家アメリカと平和国家日本
４ 人造国家アメリカと自然国家日本
５ 太平洋戦争はこうすれば勝てた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIRACLE
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1980年現在の日米関係について検証を試みた本。第一章では、中国をめぐる日米の本質的な敵対関係について指摘している。本書にも、作為の契機や、太平洋戦争の研究など、のちの著作のキーワードがすでに登場している。2016/08/11
