内容説明
会社員・石坂隆一は平凡ながらも幸福な人生を生きていた。それが、愛猫・ミーの毒殺事件を契機に、たちまち暗転する。娘の妊娠・堕胎と出奔、息子の交通事故死、会社の倒産、離婚、家の焼失…。不幸が不幸を呼び、どん底状態になった石坂は、ある夜、亡き母から聞いた「人生をやり直す方法」を実践する。翌朝、目が覚めると、崩壊前の家族団欒がよみがえっていた―。新しい世界で、家族の幸せを守るため、石坂の戦いが始まる。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど、多岐にわたる分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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