出版社内容情報
世界は毒に満ちている。
かくも無力で、守るべき者を持った私たちの中にさえ。
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。
折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた……。
人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰!
★第41回吉川英治文学賞受賞作
内容説明
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた…。人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。1987年、『我らが隣人の犯罪』で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞、『理由』で第120回直木賞、『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。その他受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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