Kappa novels
猫島ハウスの騒動

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334076351
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウスの娘・杉浦響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々を送っている。そんなある日、ナンパに勤しむ響子の同級生・菅野虎鉄が見つけてしまったのはナイフの突き立った猫の死体、いや、はく製だった!?奇妙な「猫とナイフ」事件の三日後、マリンバイクで海の上を暴走中の男に人間が降ってきて衝突した、という不可解な通報が!降ったきた男は「猫とナイフ」事件にかかわりがあるようだが…。のどかな「猫の楽園」でいったい何が!?真夏の猫島を暴風雨と大騒動が直撃する!奇妙な事件に奇矯な人々、そして猫・猫・猫…ユーモアとシニカルを絶妙にブレンド。コージー・ミステリの名手、若竹七海の真骨頂。

著者等紹介

若竹七海[ワカタケナナミ]
1963年東京生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』(東京創元社)でデビュー。新人離れした力量で注目を浴びる。以降、青春ミステリから歴史ミステリ、コージー・ミステリ、ホラーまでジャンルを問わず、多彩な作品を次々に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

54
再読。ミステリ部分もコメディ部分もやっぱり読んでて楽しい猫島。葉崎市で人死に起きてもこんなにゆるゆるドタバタ他にないって。コロナ禍の後の猫島も読んでみたいわ、乗り切ってそう。で、修学旅行で何があったのよ・・・。2024/03/20

さっちゃん

52
葉崎市シリーズ4作目は猫島編。 駒持警部補に二村警部補、七瀬巡査にポリス猫のDCと魅力的な面々が夏の猫島で起こる事件(と台風)に挑む。やっぱり今回もめちゃくちゃ面白かった! 若竹作品にしては毒は少なめながらも、ドタバタ加減とご飯の美味しそうなところは健在。響子も将来が楽しみなステキな娘だし、猫島ハウスにも泊まってみたいし、この島が実在したら絶対行きたーい! 2021/09/05

秋製 

42
猫ミステリー。(作者の言葉を引用)のんびりとして平和な観光地、猫島。ただ問題は猫の楽園といわれる猫島に、たまに?観光客が猫を捨てていってしまうこと。そんな猫島に住み、家がやっている民宿・猫島ハウスの一部、おみやげ部門を任されている女子高生の響子。彼女はある一連の事件に振り回されることになります。平和な猫島で、ある不可思議な事故から始まり、事件が事件を呼び込むように起こっていきます。実在はしていないけど、猫島・・・。いってみたいし、猫島ハウスに泊まってみたい!2013/07/15

Ririka

37
葉崎シリーズになってるとは知らず、猫が出てくる本にひかれて。猫がたくさんいる島?架空の島だけど、ちょっと行ってみたいかな、物語はその島で暮らす高校生の響子ちゃんの夏休み中に島で起こる殺人事件。少し猫が絡んだり絡まなかったり、のんびりと進むなか、不可解な事件が起きて、猫アレルギーの刑事と新米警官、ポリス猫のDCも一役かって、台風まで到来して暴風雨でドタバタ、猫を避難させる方法になるほどと思い、謎解きと人間関係には頭を使いながら楽しくミステリーを読めました。他のシリーズも読んでみたいですね。2014/11/15

カロリーナ

30
☆3 葉崎市シリーズ(4冊目)。葉崎半島の先、30人ほどの人間と100匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウスの娘、17歳の響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々。そんなある日、奇妙な事件が起こる。長閑な「猫の楽園」でいったい何が!?真夏の猫島を暴風雨と大騒動が直撃する、長編コージー・ミステリー。期せずしてこちらも夏真っ盛りの小説でした。癖・毒・ブラックさが物足りない感じでしたが、逆に読後感のいい若竹作品も悪くないと思った一作でした。七瀬巡査は強運なんて持ってない、寧ろ散々な1週間で2014/09/22

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