内容説明
シチリアマフィア同士の抗争で、家族を失ったガルシアは叔父を頼って日本に逃げのびる。父を、妹を無惨に殺害された復讐をせずに、死ぬわけにはいかないのだ。「シチリアの冷獣」と恐れられたガルシアの、復讐に向けた日本裏社会での苦闘がはじまる。裏社会の覇権を狙い、陰謀を巡らす山王寺組の若頭・不破との壮絶なバトルの結末は!?圧巻のピカレスクロマン。
著者等紹介
新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年大阪生まれ。98年『血塗られた神話』で第七回メフィスト賞を受賞。暗黒小説の枠にとらわれず、多彩なエンターテインメント作品を次々と発表し、幅広い読者を獲得している
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