光文社新書<br> ローカル志向の時代―働き方、産業、経済を考えるヒント

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光文社新書
ローカル志向の時代―働き方、産業、経済を考えるヒント

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334038915
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0236

内容説明

都市、農村、フラット化、新たな自営、地場産業、地域経営etc.時代は変わる。意識も変える。いま、地域が面白いのはなぜか。社会・経済を示唆する「小さな変化」を読む。

目次

第1章 場所のフラット化
第2章 「新たな自営」とローカル性の深まり
第3章 進化する都市のものづくり
第4章 変わる地場産業とまちづくり
第5章 センスが問われる地域経営
終章 失われた20年と個人主義の時代

著者等紹介

松永桂子[マツナガケイコ]
1975年京都市生まれ。大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授。同大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員、島根県立大学准教授などを経て現職。専門は地域産業論、地域社会経済。現場でのヒアリングや対話を通して、地域産業や地域経済のあり方を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

21
ローカル、地域起し、地方の時代・・・云々。こう言われて久しいのだが、その視点が相も変わらずのものが多い。いわゆるハコモノだけだったり、その場しのぎの掛け声だけだったり。本来は、そうではなく、そこで暮らしを営むという視点が基本にあるべき。そういう視点を思い起こさせてくれる1冊。そこには、そこで生きるための価値観ということも含まれる。2016/04/02

いっしー

20
地域課題解決を目的とする社会的起業家の増加、そして特に東日本大震災以降の里山資本主義に代表される代替エネルギーの活用策をも含む農山漁村の活性化など、地方を消滅させない取り組みが各地で見られているところ。その取り組みが成功するかどうかの鍵の一つとして資金の獲得が要となるわけだが、先細りする行政からの委託、補助金だけでなく、出来るだけ使途を限定されない自己資金が必要とされる。そのためには、行政の地域経営手腕は勿論、クラウドファウンディングやNPOへの寄付促進などの機運が更に醸成されることは必須だろう。2015/12/28

苦虫

9
Twitterで某教授が高評価をしていたのを見て。原田曜平の地方版、キレの悪い三浦展、あるいは角の取れたイケダハヤト。統計は多いし、学術系の本も参考文献に挙げられているのだが、今一歩踏み込みが少ないというか…「ロハス(広義)良いよね」程度に主張が止まっていて、著者の考えが見えない。経済関連の古典、ビッグネームに触れられるのは良い点。参考文献に『商店街はなぜ滅びるのか』。2016/07/30

ホシ

8
私の生まれは”限界集落”。余命宣告にも似た言葉をもろともせず、地元には古民家を改装して飲食店を開いたり、民宿を営んだりする方々がいる。読んでいる間、その人の顔が何度も浮かんだ。一昔前、こんな取り組みは見向きもされなかっただろうが、今は何とか活気を取り戻そうと頑張る地域ほど注目される時代。「注目される」というのは、人々がそこに価値を見出しているからに他ならない。共通価値の創造による経済活動こそ地方再生のカギー本書の主張を私はこう読んだ。故郷の未来、私の働き方を考える上で本書の教示は大きい。2017/03/14

ぺーいち

7
「田舎暮らし」などというと、悠々自適の田園ライフが真っ先に思い浮かぶけど、近年はずいぶん事情が違ってきているようだ。アイデアあふれる起業や地域ぐるみのコミュニティが各地で立ち上がっている。また、地域産業の再生に好事例も出てきたようだ。地方が自信を持ちはじめた?大きなうねりの果ての定着を願ってやまない。2016/02/16

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