光文社新書<br> もしも、詩があったら

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光文社新書
もしも、詩があったら

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334038595
  • NDC分類 902.1
  • Cコード C0291

内容説明

「もしも」が果たす役割は大きい。「もしも」をバネにして、イマジネーションは動き出す。時代の流れをがらりと変えるのも、先見の明を持った「もしも」だ。日常生活においても、「もしも」が思考停止状態から解き放つカギになる。もちろん、詩作りにおいても、「もしも」は絶対に欠かせない。アメリカの詩人たちは、これまでどういった力強い「if」を発明したのか?平安時代の歌人は、なんという巧妙な「もしも」を使って、「老い」から逃れようとしたのか?どんな難問にでも耳を傾け、相談役になってくれる―そんな「もしも」の数々を、詩人のアーサー・ビナードが、選りすぐりの名詩を味わいながら紹介。言葉の魅力を存分に伝える、珠玉のエッセイ。

目次

1 「もしも」と出会う(もしもマニフェスト;「もしも」のタワークレーン;おもてなしの「もしも」;「イフ」堂々)
2 恋する「もしも」(なれ初めの「もしも」;もしも、モテたら;もしも愛しちゃったら、もしも会えなかったら;もしもマンゴー)
3 世界を見つめる「もしも」(後出しの「もしも」;意地悪イフ;もしも「お金」が死語だったら;唯一の「もしも」、どちらもの「もしも」)
4 「もしも」と生きる(縁起でもない「もしも」;取り返しのつかない「もしも」;もしもごっこ;空飛ぶ「もしも」)

著者等紹介

ビナード,アーサー[ビナード,アーサー] [Binard,Arthur]
1967年米国ミシガン州生まれ。高校時代から詩作を始め、ニューヨーク州コルゲート大学英米文学部を卒業。’90年に来日後、日本語での詩作を始める。2001年、第一詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞受賞。『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、詩集『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

248
「お金持ちの詩人」―なんだか形容矛盾を感じてしまう。「貧乏詩人」―ほうら、これならしっくりくる。アーサー・ビナードさんのことを貧乏詩人だと言っている訳ではありません。念のため。頑張って、一所懸命に詩を書いても、あまりお金持ちにはなれそうもない。それでは、賢治やギンズバーグの詩を一所懸命に読んだら?やっぱり、お金持ちにはなれそうもない。でも、心は豊かになるだろう。"if"は、精神の跳躍を可能にする魔法―つまり、想像力のことなのだ。想像力が豊かならば(これも"if")世界から戦争はなくなるだろう。 2015/06/21

やすらぎ🍀

152
数々の偶然が積もり積もって、重なり繋がって、一人一人が道を作る。誰ひとり同じではなく、それぞれのために道はある。…いつどこでどんな本や詩、人と出会えるのでしょう。もしもあの時、あの本を読んでいなかったら。もしもあの日に雨が降っていなかったら。もしも貴方に出会っていなかったら。…皆の心を癒してくれる詩。ときには、皆が見えなかったり忘れかけていることの具現を見つけて指摘してくれる詩人。…もしもこの世界に詩がなかったら、大切な人と心を通わせることができるのでしょうか。もしも貴方がこの世界に存在していなかったら…2021/09/22

penguin-blue

36
「もしも」という言葉はそれまで見ていた光景を一変させて新しい景色や世界を見せる魔法の言葉。「もしも○○だったら」と考えることで多くの発明が産まれ、空想の世界ではさらに大きな飛躍を産みだす。特に詩は言葉の数が限られる分、読者の想像で補う余白とあわせてさらに「if」は強力だ。  選ばれた詩はそれぞれになかなか魅力的なのだが、同じ作者のエッセイ「日々の非常口」で感嘆した筆者の日本語の達者さが今回はちょっと邪魔した気もする。意訳が踏込みすぎてちょっとあざとく感じた部分もあって…まあ、それは凄いことなのだけれど。2020/11/18

jima

22
「もしも」から想像していく詩の世界。魅力的な詩がたくさんあった。アレン・ギンズバーグの「宿題」地球を洗濯するその中に、日本も入れて!「洗剤たっぷり入れて、強力コースで放射能の汚染をしっかり落として、・・・」2015/08/12

ケニオミ

21
アーサー・ビナードは、視点の斬新さにより、前々から注目していた詩人です。その彼が、本業の詩について語るとなると読み過ごすわけにはいかないでしょう。詩は日常的すぎて、あまり注目されないものに対してさえ、新しい視点で写し出してくれます。ビナードさん、また詩に対して認識を新たしてくれてありがとうございました。詩って、本当にすごいな。2015/10/13

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