内容説明
歩いて愉しい街の日本一は、やっぱり京都だ。七不思議のある通り、由緒ある寺の面白い逸話、人に見つけられたくなさそうに、路地裏にひっそりと佇む祠やお地蔵さん…。鄙びた地に建つ、さほど名の知られぬ社ひとつでも、多くの見どころや伝承が残されている。できることなら、おひとりで歩き、思う存分疑問を持ち、納得するまで、つぶさに見て欲しい。また、地元の人がふらりと入って、さらりと食べる名店もご紹介する。一度に歩くのもよし、何度かに分けて歩くのでもよし。歴史に思いを馳せ、美味しいものに出会う散歩道。第一弾は、京都中心部七つのルート。
目次
第1章 洛北から西陣へ歩く(蓮台野を歩く―洛北の石畳みち、千利休から紫式部まで;千本通を北から南へ―西陣の通称寺を巡り、小野篁の面影を追う;雨宝院から出水の七不思議へ―織物の街に暮らす町衆の拠り所を訪ねる)
第2章 洛中を歩く(京都御苑と、その周りを歩く―京都の真ん中、殉難の道から公家町へ;四条通を歩く―人波を縫って、祇園さんから賽の河原へ)
第3章 洛東から洛南へ縦横歩き(紅萌ゆる丘から、真の極楽を辿り、熊野の社へ;豊国神社から西本願寺まで―正面通を通って京都を横断する)
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都府生まれ。’76年大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業。生粋の京都人であることから京都関連の、さらには生来の旅好きから旅紀行のエッセイを執筆。テレビ番組や雑誌の京都特集でも監修役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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