内容説明
女性を貧困に追いやる社会構造のなかで、教育、キャリア、結婚、子育てをどう考えればいいのか?専業主婦を目指すのがもっとも賢い選択なのか?当事者が自らの境遇と客観的なデータをもとに実態をあぶり出す。娘をもつ親御さんも必読!
目次
第1章 どうして女性は高学歴でも貧困なのか―二人の高学歴女子をめぐる現状(報告1 大理奈穂子;報告2 栗田隆子 ほか)
第2章 なぜ、女性の貧困は男性よりも深刻化しやすいのか?(女性の高学歴ワーキングプアは、大学院重点化とは無関係だった;博士問題において、女性研究者は常に見えない存在だった ほか)
第3章 女子の高学歴化は、彼女たちと社会に何をもたらしたのか?(女子は教育で幸せになれるのだろうか?;明治に始まった「女子に教育を!」という視点―人権回復への道? ほか)
第4章 女は女というだけで貧乏になるのだ(絶望の話;母の話 ほか)
第5章 「アート系高学歴女子」のなれの果てとして、半年を顧みる(私は「高学歴ワーキングプア」なのか;父の娘、芸術を志す ほか)
著者等紹介
大理奈穂子[オオリナオコ]
お茶の水女子大学大学院博士後期課程満期退学。一橋大学非常勤講師
栗田隆子[クリタリュウコ]
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。ライター
大野左紀子[オオノサキコ]
美術作家を経て、文筆活動へ。アートからジェンダーまで雑食系
水月昭道[ミズキショウドウ]
人間環境学博士。立命館大学研究員を経て、現・筑紫女学園評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミカママ
どんぐり
佐島楓
ねむねむあくび♪
mazda