内容説明
『経営戦略の教科書』に続く、人気授業「組織のオペレーション」を元に書籍化。「オペレーション」という言葉は、機械などの「操作」「運転」、あるいは作戦の「実行」などと訳されるように意味するところは広く、業界によってもニュアンスは異なる。しかし、全てに共通しているのは「オペレーション」を担うのは「現場」だということ。どんなに優れた経営戦略を立てても「オペレーション」、すなわち戦略の実行を担う「現場」が弱ければ意味がない。戦略と実行は一体だという認識が不可欠だ。本書は計18回の講義で構成され、毎回、具体的な企業の「現場」を取り上げながら「現場力」の本質に迫る。
目次
「現場力」とは何か?
戦略と現場力の整合性
バリューセンターとしての現場
現場力とは自律的問題解決能力
平凡の非凡化
サービス業における現場力
流通業における現場力
現場力は三位一体によって生まれる
現場力を支える共通の価値観
PDCAサイクルと褒める仕組み
組織密度と組織熱量
現場力が生まれるメカニズム
現場力の海外移転
現場力と「見える化」
「見える化」の落し穴
強い現場を生み出すための7つの要素
現場力とコア・コンピタンス
バリュー・ドリブンかインセンティブ・ドリブンか?
著者等紹介
遠藤功[エンドウイサオ]
早稲田大学ビジネススクール教授。株式会社ローランド・ベルガー日本法人会長。早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機株式会社、米系戦略コンサルティング会社を経て、現職。カラーズ・ビジネス・カレッジ学長。中国・長江商学院客員教授。株式会社良品計画社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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