光文社新書<br> ただ坐る―生きる自信が湧く一日15分坐禅

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光文社新書
ただ坐る―生きる自信が湧く一日15分坐禅

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  • サイズ 新書判/ページ数 273p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036928
  • NDC分類 188.86
  • Cコード C0236

内容説明

多くの悩みやストレスを抱える現代人は、常に思考を巡らせていて“頭でっかち”になっています。正解を追い求めることをやめ、坐禅という「考えない時間」をつくることで、一日の内容は確実に違い、そして人生そのものも変わってきます。異なる文化圏出身の禅僧だからこそ見える、仏教の真の意義を改めて確認し、今日から坐禅の旅へいざ出発。

目次

第1章 坐禅との出会い
第2章 なぜ今、坐禅を?
第3章 まず、頑張りすぎないこと
第4章 環境をととのえる
第5章 坐禅に向かう態度
第6章 坐禅に必要なもの:座布団、衣服
第7章 調身―身体をととのえる
第8章 調息―呼吸をととのえる
第9章 調心―心をととのえる
第10章 禅と実生活
付録「坐禅儀」

著者等紹介

ネルケ無方[ネルケムホウ][N¨olke Muho]
1968年ドイツ・ベルリン生まれ。16歳で出会った坐禅に衝撃を受け、逆境に陥りながらもひたすら仏教の道を進む。’93年、兵庫県の日本海側の山中にある安泰寺で出家。京都や福井の禅寺での修行や、大阪城公園ではホームレスをしながら一般人向けに“辻説法”を行うなど苦行の日々を送る。2002年、師匠の突然の訃報を受け、急遽、安泰寺住職になり現在に至る。安泰寺は檀家を持たず、自給自足の生活を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

121
ドイツから来日して禅僧になったという著者の経歴が面白い。非常に丁寧に分かりやすく坐禅の仕方を説明しているので、本格的に禅に取り組もうとしている人には役立つ本。坐禅の仕方だけではなく、禅とは何かという説明も明快で、分かりやすい。これほどわかりやすくて、読みやすい日本語を書けるということに感銘を受けた。禅を理解したいという熱意の賜物なのかもしれない。著者によると徹底的に「私」(=エゴ)をなくすことが禅なのだ。これは他の宗教やシュタイナーの人智学などと共通する考え方だと思う。2015/03/05

SOHSA

45
《図書館本》著者はドイツ人でありながら来日して修行を重ね禅寺である安泰寺住職となった異色の経歴の持ち主。本書では禅とは何かという根源的なテーマに対して私たちが持っている先入観や誤った認識をひとつひとつ丁寧に説き正してくれている。私たち日本人は多宗教的でありながらその実は無宗教である傾向が全体に強いが、それでも昨今は坐禅やマインドフルネス瞑想などが注目を浴び、私のような俄か参禅者が増えている。著者は道元の記した正法眼蔵を元に禅の本来を明らかにする。坐禅を行う仏教宗派は多いが、(⇒)2019/06/03

SOHSA

28
《図書館本》数年ぶりの再読。解りやすく読み手に親切丁寧で、かつ奥深い。読むたびに新たな発見、気づきがある。実践を伴えばなおさらのこと。著者のyoutubeをも並行して閲覧することで更に解りやすくなる。自分自身を手放すことの意味とその方法とその真意。容易には辿り着けない問題は多々あるが、そもそも問題を解決しようとすることが問題の解決方法ではないのかもしれない。人生でふと立ち止まった時、或いは折に触れ、また紐解く良書。2021/01/23

さっちも

21
新書やし、題が題だしっと読み始めると、硬い深い内容に身が引き締まる。この人の他の著作は読みやすい。ドイツ人の言語感が論証的なのだろうか、理解しやすいし、テーマが明確で頭に入ってきやすかった。この本は少し違う。著者が日頃、禅と向き合って、悩んで、だしてきたここまでの答を仮で提出されている感じ。禅についての「吐露」という言葉がしっくりくる。うちこんでいる真摯な姿勢とメラメラな心が伝わりグッと気持ちが入った。著者の禅は私が存在するとは何なのかが、一つのテーマなはずで、それを体で開示させようとする禅に魅せられた2017/09/28

黒猫

18
ドイツ人和尚さんの坐禅入門書。曹洞宗だけに道元禅師の正法眼蔵などの書を基に、自らの経験や考えを基に追記解説しています。「坐禅して何になるのか?」ということに対して「なんにもなりません」と答える。現代人は、いつもとにかく、頭であくせく考えてばかりで「頭でっかち」になっているが、結局はみんな死んでしまい行く先は棺桶なのに。ということから何にでも意味を求める現代人に警鐘を鳴らし、考える前に座れ。死ぬ気で座れを勧めています。これが大事なのかも。坐禅と座禅の違いや修行と修業の違いの説明など非常に分かりやすい本です。2017/09/30

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