光文社新書<br> 鉄道会社はややこしい

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光文社新書
鉄道会社はややこしい

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036874
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0226

内容説明

たとえばJR中央線と地下鉄東西線、東急線と地下鉄日比谷線、小田急線と地下鉄千代田線、阪急線と地下鉄堺筋線、近鉄線と地下鉄烏丸線…これらは相互に直通運転を行っており、いつもは何気なく乗っていて気がつかなくても、よく観察すると様相は複雑怪奇であるとともに、見事な連携プレーを披露している。実は相互直通の鉄道会社の間では、車両を貸し借りしていて、その使用料は清算しなければならなかったりする。本書では、そういった裏のカラクリを一挙公開。写真もふんだんに掲載し、読んで楽しい、電車に乗ってみたくなる一冊。

目次

序幕 東青森駅の変なゴミ箱―「はしがき」にかえて
第1幕 複雑だが巧みなる直通運転(地下鉄絡みの相互直通運転に見る奇妙な現象;直通運転はなぜ生まれたのか)
第2幕 規則だらけの直通運転(直通運転の掟;直通運転から生まれる切っても切れぬ仲)
第3幕 政治が複雑にさせる鉄道会社間の関係(JR旅客鉄道各社の関係;似て非なる直通運転と線路の共用;さらに政治がややこしくする鉄道の会社間の関係)
第4幕 鉄道会社間の駅共同使用の妙(ひとつの駅に2社以上が同居する共同使用駅;共同使用駅のタイプ別分類;他社の業務にも精を出す共同使用駅の駅員)

著者等紹介

所澤秀樹[ショザワヒデキ]
交通史・文化研究家、旅行作家。1960年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

52
明日から東京へ宿泊出張です。もちろんチケットは読メから入った‘東京ブックマーク’で購入です。さて、新幹線の中で何を読もうかなと思って、一昨日会社帰りに紀伊国屋へ寄ったところ、手書きのポップが私の目に飛び込んできたので、平積みされていたこの本を即購入しました。そうなんです。元鉄ちゃんの私が、昔毎月読んでいた‘鉄道ファン’の特集で、一番好きだったのが、相互乗り入れの特集だったのです。この本は、その鉄道の直通運転について、歴史、制度、車両、駅など実例を挙げて、細かく書かれており、読んで納得のいく内容でした。2012/06/06

たかしくん。

24
あれっ?どこかで聞いたこともある記事もあるなあ。まあこの手の本はそういうのも多いしと思いながら、読了後読メを開いたら実は再読でした。。。(苦笑) 色々な乗り入れの歴史はありますが、ここ最近のサプライズは、間違いなく東武特急の新宿乗り入れでしょうね!2014/12/21

ちくわん

20
2012年5月の本。本書で取り上げられたIGR(いわて銀河鉄道)は、一度も乗車したことがない。そもそも、ここ十年、東北新幹線以外では、東京出張で電車に乗るくらい。だが、貨物輸送やその他の理由で鉄道は必要と思っている。増やす必要はないが、減らすのも一定量まで。すべてを自家用車、バス、トラックに切り替えてはいけない、と冗長性の観点から思う。(本書はパラパラ読み)2022/11/26

ドナルド@灯れ松明の火

18
いや~もう何と言うかニッチでディープな鉄ちゃんの「鉄道会社間の相互乗り入れ」だけに徹した労作。そりゃ都内の相互乗り入れ(JR・私鉄・地下鉄)等には興味があったが、保有線路や社員や運賃の相殺、保有場所の境界に伴う転轍処理、改札処理まで相互委託・受託を行っている事実に唖然。第三セクタとなった旧JR線の混乱や競合しながら裏で相互に助け合う各会社やICカード対応の複雑さ、各社路線を走るJR貨物など途中から「もういいよ~」と言いたくなった。お蔭でさらっと読むはずが忙しかったせいもあるが5日もかかった。2012/10/22

あらあらら

17
とても詳しい。参考資料としてはいいんでしょう。読み物としては中身詰まりすぎて消化不良気味です。2015/06/03

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