光文社新書<br> 1勝100敗!あるキャリア官僚の転職記―大学教授公募の裏側

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光文社新書
1勝100敗!あるキャリア官僚の転職記―大学教授公募の裏側

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036539
  • NDC分類 377.13
  • Cコード C0236

内容説明

倍率数百倍の大学教員公募に落ち続けること100回強。現実に打ちのめされても立ち上がり続けた、非東大卒キャリア官僚によるトホホ転職戦記。

目次

序章 大学教員公募、泥沼再就職戦線の記録
第1章 崩壊する「霞ケ関帝国」の中で、大学教員への転職に目覚める
第2章 本を出版すれば、世の中から注目され、教授になれるほど、人生は甘いか?
第3章 戦略を整えた新潟出向時代
第4章 「モンスター論文クレイマー」に変身した元官僚
第5章 ジェットコースターのように激変した僕のメンタル
第6章 大学教員公募再就職戦線の顛末
さいごに 厳しくて長い転職目標と、優しくて短い転職目標

著者等紹介

中野雅至[ナカノマサシ]
1964年奈良県大和郡山市生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業後、’90年旧労働省入省。厚生労働省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)等を経て、公募により、2004年から兵庫県立大学大学院・応用情報科学研究科准教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンノート

16
カーネル・サンダースは出資者を捜して千回以上も断られたと聞く。ひとたび目標を定めたら完遂するまであきらめないという鉄の意志に、人間の強さを見た。誰もがこの粘り強さを持っているわけではないが、目標を叶えるひとつの性質といっていい。著者は運について言及している。宝くじだって買わなければ当たらないとしたら、数を打ちまくるのも方法のうちだろう。物事に泥臭く取り組める人間は大好き。2015/05/12

kotte

15
Kindle Unlimitedで読みました。大学教員への道は険しく遠いことがよくわかりました。キャリア官僚であるうえに努力を続けることができる著者がこれだけ苦労されたということは、一般的なサラリーマンであれば無理であると考えてよさそうですね。努力を続けることと、その努力を活かす方法を発見することは難易度の高い課題をこなす際に必ずやらなければいけないこともよくわかり、大学教員になろうとは思いませんが、たまに再読したい本になりました。2017/04/21

Monsieur M.

8
大学教員に転身したキャリア官僚の、転職に至るまでの苦闘の記録。「自分が勝ち得るフィールド=仕事に絡んだ分野」で、学位と実績(論文、学会活動、著作など)を積み重ね、公募に挑み続ける。「一日も早く大学に移りたい」とは思わないのだが、「セカンドライフの選択肢として、大学もいいかも?」とは思う。大学で勉強し直して、できれば博士号、少なくとも修士号を取得することに、チャレンジしてみたい気持ちもある(いろいろな意味で容易ではないと思うが。)。(続く)2021/08/19

ヨータン

7
何がなんでも大学教授になりたくて、ありとあらゆる方法でトライする様子にたくさんのパワーをもらいました。それに落ちても落ちても、大学教授の公募をあきらめなかったタフさ、いい意味での往生際の悪さは見習わなければならないと思いました。2013/07/25

Nobu A

6
中野雅至3冊目読了。同業種というのもあり、多少感情移入しながら、ページを捲った。異業種間の移動が殆どない労働市場だけに不透明性が高い大学教員公募。筆者の実体験からの推測と他業種からの視点から分析、考察。環境に慣れると、疑問視しなくなり、論文審査にかかる理不尽な期間の長さ等の指摘はとても興味深った。ただ、他著書にも書かれている官僚の優秀さ。それは一緒に働いてみないと、判らないこと。優秀な人はどこにでもいる。結局はミスをしない人じゃないのかなと思う。逆に、そういう人達はリスクも極力避ける傾向にあるような。2017/02/14

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