内容説明
３０の質問に答え、孫正義氏のリーダーとしての意思決定プロセスを学ぶ。また、意思決定の背後にある「孫の二乗の兵法」（最新版）を孫氏自ら解説。
目次
第１講義 リーダーのための意思決定の極意（業界ナンバーワンであるメーカーとの独占販売契約に、自社の資本金の数倍に及ぶ多額の資金を要求された。；突然の大病に倒れた。療養に専念しなければ生命の保証はない。；二つの主力事業のうち、ひとつが大赤字。赤字事業をどうするか？；信頼していた部下が離反して競争相手になろうとしている。 ほか）
第２講義 孫の二乗の兵法（二五〇〇年の時を超えた合作；道・天・地・将・法―戦いに勝つための条件とは；頂・情・略・七・闘―リーダーが持つべき智とは；一・流・攻・守・群―第一人者たらんとする者の戦い方 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
44
簡単な質問が30ありそれに答えることによってどのようにすべきかということがかなり長い解説で説明されています。孫さんの特別講義です。後半は孫の二乗の兵法ということでご自分が若いころに二つの戦略論をもとにして考え出した兵法の解説です。これをそのまま真似するのではなく、考え方を参考にして自分の身の丈に合った兵法なりを考えるといいと感じました。2014/11/05
しょーた
40
リーダーは日々、やるかやらないか二分の一の決断が常に迫られる。前提条件によってその判断は大きく変わる。本書では、ビジネスにおいて孫正義が迫られた決断を３０のケーススタディーとして紹介している。自分なりに社長の気分でやってみるが、なかなか難しい問題が多かった。特に、「信頼していた部下が離反して競争相手になろうとしている。」の問いは自分ならどうするか必死で考えた。社長としての意思決定を疑似体験でき、非常に楽しみながら読めた。後半は、「孫の二乗の兵法」の講義内容が収録。同内容のものが動画でもある。2014/10/23
こだまの本棚
23
孫正義が自身の後継者育成のために開講した「ソフトバンクアカデミア」のうち二回の講義内容がまとめられた本。前半は「意思決定の極意」、企業経営における二択の質問に対し、彼がどちらを選んだかがまとめられており、後半は「孫の二乗の兵法」、孫子を突き詰め、そこに彼なりに解釈して加えた内容をまとめている。基本的には損得勘定でバッサリとした決断をしている。内容としては、前提条件が分からなかったり、但し書きがあったりと少し不十分…簡単なまとめ程度だと思って読んだ。ざっくり読み。シェア獲得の戦術？みたいな話が読みたかった。2024/03/29
aponchan
18
ソフトバンク孫氏の後継者育成を目的に行った公開講義内容と「孫の二乗の兵法」の二本立てで構成され、孫氏の取り組んできたことやその根本的な考え方の一端を理解するのに役立つ。 孫氏が自分の信念に基づき、取り組んでいることを後継者候補者に理解して欲しいという想いが強く伝わり、当初の同氏に関するイメージとのギャップを感じた。より深く理解し、知って、参考にしていきたいと感じさせる一冊。2018/09/16
たか
17
非常に参考になった。研修にとりいれたい。2017/06/14
