内容説明
買い物や日常生活で“エコ”を重視するいまどきの男女は、恋愛にもエコを求める。無駄な告白はしない、余分なパワーは消費しない、交際してもどっぷりとはハマらない、むやみにセックスはしない。―時代の必然である“エコ恋愛族”の増加は何を意味するのか?男女ともに未婚の人生がレアケースでなくなった現代、“趣味”の領域に入った恋愛事情、結婚・離婚が不況と結びつく理由、草食系男子誕生の背景、恋愛の賞味期限、現代における男らしさと女らしさ、結婚の新しい形など、その実状に様々な角度から迫り、これからの男女のあり方を考える。
目次
第1章 趣味化した、恋愛と結婚―恋愛と結婚の意外な過去(ロストラブ―失われた恋愛感情;結婚は、してもしなくてもいい?;結婚システムの意外な歴史)
第2章 不況で愛する理由、フラれる理由―日本経済と変わりゆく恋愛市場(「山一ショック」と「負け犬論争」;離婚と不況の深い関係;恋愛消費の崩壊、草食系男子の誕生;恋愛意欲と景気)
第3章 恋愛が、なぜ3年しかもたないのか?―恋愛脳科学と恋愛心理学(恋愛の賞味期限;「運命の出会い」は来る?来ない?;「いい出会い」は意外な場所に;結婚の向き不向き)
第4章 萎える草食系男子・お嬢マン―オトメン増殖で「男らしさ」は死語(男らしさと女らしさ;愛より友情;エコエッチの真相;解き放たれる「男の呪縛」)
第5章 結婚と恋愛のグローバルな明日―「エコ恋愛」がもたらす、結婚の新たな未来(西欧諸国の影響;エコ恋愛は少子化を招く?;カップル文化の利点;エコ恋愛と日本の未来)
著者等紹介
牛窪恵[ウシクボメグミ]
1968年東京都生まれ。マーケティングライター。有限会社インフィニティ代表取締役。日本大学芸術学部卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集及びPR担当の経験を経て独立。雑誌やテレビの企画、取材、執筆やマーケティングに取り組む。2005年より、財務省財政制度等審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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