光文社新書<br> 「エコ恋愛(ラブ)」婚の時代―リスクを避ける男と女

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光文社新書
「エコ恋愛(ラブ)」婚の時代―リスクを避ける男と女

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035099
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0236

内容説明

買い物や日常生活で“エコ”を重視するいまどきの男女は、恋愛にもエコを求める。無駄な告白はしない、余分なパワーは消費しない、交際してもどっぷりとはハマらない、むやみにセックスはしない。―時代の必然である“エコ恋愛族”の増加は何を意味するのか?男女ともに未婚の人生がレアケースでなくなった現代、“趣味”の領域に入った恋愛事情、結婚・離婚が不況と結びつく理由、草食系男子誕生の背景、恋愛の賞味期限、現代における男らしさと女らしさ、結婚の新しい形など、その実状に様々な角度から迫り、これからの男女のあり方を考える。

目次

第1章 趣味化した、恋愛と結婚―恋愛と結婚の意外な過去(ロストラブ―失われた恋愛感情;結婚は、してもしなくてもいい?;結婚システムの意外な歴史)
第2章 不況で愛する理由、フラれる理由―日本経済と変わりゆく恋愛市場(「山一ショック」と「負け犬論争」;離婚と不況の深い関係;恋愛消費の崩壊、草食系男子の誕生;恋愛意欲と景気)
第3章 恋愛が、なぜ3年しかもたないのか?―恋愛脳科学と恋愛心理学(恋愛の賞味期限;「運命の出会い」は来る?来ない?;「いい出会い」は意外な場所に;結婚の向き不向き)
第4章 萎える草食系男子・お嬢マン―オトメン増殖で「男らしさ」は死語(男らしさと女らしさ;愛より友情;エコエッチの真相;解き放たれる「男の呪縛」)
第5章 結婚と恋愛のグローバルな明日―「エコ恋愛」がもたらす、結婚の新たな未来(西欧諸国の影響;エコ恋愛は少子化を招く?;カップル文化の利点;エコ恋愛と日本の未来)

著者等紹介

牛窪恵[ウシクボメグミ]
1968年東京都生まれ。マーケティングライター。有限会社インフィニティ代表取締役。日本大学芸術学部卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集及びPR担当の経験を経て独立。雑誌やテレビの企画、取材、執筆やマーケティングに取り組む。2005年より、財務省財政制度等審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

61
経済と結婚や恋愛事情は密接に結びついている。草食系もそれを否定する者も小事と考えていたが共に素晴らしいサンプルとなっていて紐解けば時代がわかる。興味のない分野と思っていたが非常に面白い内容であった。2019/02/19

UC

15
友人のオススメ新書。最近の20代の恋愛模様を統計的な数値を元に分析した内容。一番面白かったのは最後のプロムについての考察。確かに日本は10代の恋愛に対してやたらと神経質。身の回りの大人が恋愛を奨励する雰囲気であったなら、もう少し男も女も行動的に育つんじゃないかな。2016/04/24

おさと

5
景気と恋愛の相関関係。確かに頷ける。恋愛の趣味化もなるほど~でした。2023/10/09

トダ―・オートマタ

5
脳科学の部分は面白いと思った。 ただ、恋愛至上主義はここ最近に形成されたので それが今の社会システムにあっているとは限らないと思う。 しかし、草食系とか言っているが最近の若者の 経済状況が悪くなっているように思うので 恋愛がどうこうという人が少なくなっているように思う。 しかも、性の低年齢化とかメディアが煽っているのに 20代になったら恋愛とかしろというのは理不尽だということを 書いているがそれには同意する。2012/03/23

ちーくん

3
ホンマでっかTVに出演している「牛窪先生」の本。自分は草食系男子の時代に生まれたため、先生が分析している「今の若者の性質」の大半があるあるだった(笑)たまに、「それは違う要因ではないか…?」という論があるように感じたが、色々な観点から恋愛について分析がされていて面白かった。「絵を描くときは、描き終わって初めて『自分が描きたかったものは正にこれだ!』とわかる。結婚生活も、2人で描いていく中で『幸せな結婚生活ってこのことだ』と分かる、だからこそ結婚生活は面白い」という話はとても印象に残った。2018/12/07

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