光文社新書<br> 会社に人生を預けるな―リスク・リテラシーを磨く

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光文社新書
会社に人生を預けるな―リスク・リテラシーを磨く

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034962
  • NDC分類 159
  • Cコード C0236

内容説明

日本が停滞する「すべての原因」は終身雇用制度にあり。このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の書。

目次

第1章 会社に人生を預けるな(終身雇用制は現代の小作農、または奴隷制;終身雇用制とワーク・ライフ・バランス;さまざまな歪みの原因;女性は働きにくく、若者は報われない)
第2章 リスク・リテラシーを磨く(なぜ、貯蓄から投資が進まないのか;日常生活に潜むリスク;リスクは常に偏在する)
第3章 「お上」に人生を預けるな(「お上」中心主義;日本の巧みな支配構造;現代資本主義が抱えるリスク;リスクを予見する能力)
第4章 21世紀のパラダイムシフト(人生はコントロールするもの;日本が導入すべき三つのもの;よりよく生きるために;問題解決の鍵)

著者等紹介

勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京都生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。2005年、『ウォールストリート・ジャーナル』から、「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。内閣府男女共同参画会議議員及び「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

46
リスクが存在しない選択肢なんてありえない。見えないふりはもうやめにしよう。なんとなく大学に行って、みんながやっているから自分も就活して、安定的な大企業を志望して。一見普通の行動も、ちょっと考えればリスキーなことだらけ。「考えない」ということがいかに危ないことなのか、改めて頭に刻んでおきたい。2013/12/18

ジェンダー

42
確かにこの本で書かれているのようにいろんなリスクを孕んでいるのは事実。気づいているけれど自分は大丈夫と思っている人が多いように思う。そして就職して定年まで働くのが当たり前という考えにとらわれている人が多いように思う。ここに書かれているのはリスクがいろんな所に潜んでいるというのは事実ではあるけれどちょっといろいろ書き過ぎているような気がします。現実に目を背けては行けないけれど逆に知りすぎることでどうして良いかわからない人が増えるような気がします。この本を読んでみて自分のペースでやれる事をして行きます。2014/09/01

おいしゃん

33
強烈なキャラクターゆえこの人の本をなんとなく避けていたが、初めて読んでみたらとても読みやすかった。おそらく過激な発言はマスコミ向けのパフォーマンスの1つで、とても頭の回転の速く、かつ思慮深い方なのでは、と印象を抱いた。2018/10/31

えちぜんや よーた

31
著者の勝間さんは、リスク・リテラシーという言葉をキーワードとし、「魔法の言葉」に取り込まれることの、危険性を指摘しています。特に、1章と3章では、OECD(経済協力開発機構)や政府の統計を交えつつ、 法律、経済など、私たちが、「当たり前」と思い込んでしまっていることについて、解き明かしをしていきます。「当たり前」のようなことについて、 「自分の頭で考えてください」というメッセージ性が感じられます (特に20~40代の人に向けて)。 2012/11/25

黒頭巾ちゃん

14
人生の「リスク」についての概念を問うた内容  まず、この閉塞した社会は「企業の終身雇用制度」が原因であり、この制度は高度経済成長によって維持されていた。しかし、現在は時代が変わり、かつて人が行っていた作業はITの進歩によって機械が行うようになってきた。それは、製造業の非正規社員の解雇が表している。非正規社員が雇用されたのは、従来の終身雇用制度によって高給取りとなった高齢者を守るため。まぜ、コストパフォーマンスが悪いを彼らを解雇できないかと言うと“により解雇要件が厳しくなった”為。副業は必須ですね♪2009/04/02

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