光文社新書<br> ベーシック・インカム入門―無条件給付の基本所得を考える

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ベーシック・インカム入門―無条件給付の基本所得を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034924
  • NDC分類 364
  • Cコード C0233

内容説明

ベーシック・インカムは直接的には新しい社会保障の考え方であり、何より貧困問題の解消に一役買うことができると私は考えているけれども、本書は社会保障についての技術的なものではなく、もう少し別のものを目指している。個人の生活と社会の関係、労働とは何か、といった事柄について改めて考えてみる、そんな本のつもりである。近年におけるグローバリゼーションのなかで、約二〇〇年の歴史をもつ「ベーシック・インカム(基本所得)」の概念が世界的に注目を集めている。この新しい仕組みは、現代社会に何をもたらすのか。労働、ジェンダー、グローバリゼーション、所有…の問題を、あらゆる角度から捉え直す。

目次

第1章 働かざる者、食うべからず―福祉国家の理念と現実
第2章 家事労働に賃金を!―女たちのベーシック・インカム
第3章 生きていることは労働だ―現代思想のなかのベーシック・インカム
間奏「全ての人に本当の自由を」―哲学者たちのベーシック・インカム
第4章 土地や過去の遺産は誰のものか?―歴史のなかのベーシック・インカム
第5章 人は働かなくなるか?―経済学のなかのベーシック・インカム
第6章 “南”・“緑”・プレカリティ―ベーシック・インカム運動の現在

著者等紹介

山森亮[ヤマモリトオル]
1970年神奈川県生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。東京都立大学、ケンブリッジ大学教員などを経て、同志社大学経済学部教員。専攻は社会政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

156
ベーシックインカムという考え方が古くからあるのを知った。この考え方は大事だと思う。しかしどうしたら日本でも実現出来るのかな?2013/01/16

ねこ

132
200年以上前からその概念は存在していたベーシックインカム(BI)。著者曰く、「衣食住足りて礼節を知る」と「働かざる者食うべからず」の格言の間にあるのがB I。日本に於いて生活保護を受ける対象なのに受けていない人は75%程。他の国に比べて極端に高い。B Iを導入すれば一気に解消するであろうが、就業意欲が削がれる多数が生まれる?、3Kの仕事は誰もしなくなる?、財源はどこから?などの課題は存在する。…私は現状難しいかもしれないが、ITとヒューマノイド型ロボット普及と人の精神の向上が有れば可能だと感じた。2022/07/13

baboocon

14
ベーシック・インカム入門とはいうものの、その考え方の歴史的な発生や思想的な記述が多く、日本での実現可能性についてはあまり触れられていませんでした。入門という意味なら小飼弾さんの「働かざるもの、飢えるべからず。」の方が(実際の是非はともかく)日本で導入するにあたっての方法論や財源についても提示されていてとっつきやすかったです。2012/10/04

そうたそ

13
★★☆☆☆ ベーシックインカムの政策的な部分というよりは、歴史・思想・哲学的な部分について記述された一冊。これが「入門」なのかというような、やや難解な部分も後半には見られ、これを入門の書とするにはおすすめし難い。文章自体の読みにくさも相まって、後半に至ってはやや投げ出し気味になってしまった。2021/12/12

おおにし

13
ベーシック・インカムというのは福祉政策の中の施策の一つかと思っていたら、新自由主義の親玉フリードマンがベーシック・インカムについて研究していたということが知ってびっくりしました。ベーシック・インカムはなかなか奥が深そう。この入門書を元にもう少し勉強していこうと思います。2017/09/17

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