光文社新書<br> 座右のニーチェ―突破力が身につく本

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光文社新書
座右のニーチェ―突破力が身につく本

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034566
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0295

内容説明

「憧れの矢になれ」「友ならば敵であれ」毎日に効く寸鉄のことば。いまある自分を乗り越える。

目次

第1章 一本の矢になれ(目指すは憧れの矢;自画自賛力;愛せないなら通り過ぎよ;ルサンチマンから逃れよ;嫉妬を消し去れ;友ならば敵であれ;頼りない友人ならいらない;原罪の概念を蹴飛ばせ;平等を説く者は毒ぐも;逃れよ、君の孤独の中へ)
第2章 一瞬を生きよ(瞬間を生きよ;偶然の力;これが生だったのか、よし、もう一度;最初から飛ぶばかえいでは、高くは飛べない)
第3章 肉体の声を聞け(踊る神を信じよ;肉体は本来のおのれ;大河にならねばならぬ;エネルギーの元栓を開けておけ;大地に忠実であれ)
第4章 過剰を贈れ(太陽の光;蜂蜜たれ;知恵は贈り物;祝祭の技を習得せよ;リーダーの危険は、羞恥を失うことだ;師弟関係を卒業して、友になれ;読書する怠け者)
第5章 クリエイティブに生きろ(力への意志;身体の内側から感動する力;評価というクリエイティブ;自分が回りたいから回るのだ;運命を浴するか;風を受けよ;エッジを走る人を敬え)

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

94
ニーチェは読書について、ショウペン・ハウエルの『読書について』並みの見解を示しているようですが、著者は派生して「教養とは」について、「教養とは本をどれだけ読んでいるかという以上に、どれだけ引用できるかということだ」と言います。これは一理あると思いました。確かに会話中で引用されると、「おっ!」と当方はなります。2022/12/25

ehirano1

89
ニーチェは精神の発展段階を「駱駝の時期」「獅子の時期」「子供の時期」と区分するという件に興味を持ちました。残念ながら本書では説明がなされていないので、これは原本(『ツァラトゥストラ』)を当たらないといけませんね。また一つ楽しみが出来ました!2021/05/17

ehirano1

85
著者が『ツァラトゥストラ』を常に座右に置き、日々ぱらりと捲ってから仕事に入る、には驚きました。しかも、「読んだ方が良い、と敢えて言わない。むしろ読まなければならない」とまで著者は言います。『ツァラトゥストラ』は未読ですが、ニーチェのアフォリズム(箴言)は確かにヒトを元気にさせると思います。特に『永劫回帰』の思想はパワーがあります。その意味では著者の力の入れようにも共感します。2020/09/05

ehirano1

84
『・・・量が質を生む。思うに、仕事での創造性の炸裂は、沈潜と集中力から生まれる』、と。これはかなり共感しました。“沈潜”というのが胆で、これを耐えれるかどうかが創造性の炸裂の大事な要素、否否、むしろトレードオフではないかと思います。2021/11/24

ehirano1

74
ニーチェは「偶然が私の所へ来るのを妨げるな。偶然は幼子の様に無垢なのだ」、と。ここから著者は「安定を求め過ぎれば、偶然性を排除することになる。しかし、偶然の出会いこそが人生のかけがえのない喜びであり、スリルである」と解釈します。著者には岡本太郎を感じます。私は開口健(何かを得るには何かを捨てなければならない)を感じました。2023/11/30

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