内容説明
スクラムには、誰も足を踏み入れられない空気が張り詰めている。迫力ある肉弾戦にはラグビーの醍醐味が凝縮されている。でもスタンドからでは、理解できないことがヤマほどある。どっちが組み勝っているのか。どうして崩れるのか。いまこそ、スクラムが市民権を得るときである。本書は、スクラムと、その最前線に立つフロントローにスポットをあてる。
目次
第1章 ジャパンのスクラムは強かった
第2章 失われたスクラムを求めて―二〇〇六年のジャパン
第3章 スクラムはなぜ崩れるのか?―コラプシングの謎を解く
第4章 大学チームスクラム進化論
第5章 一・五メートルルールで失われたもの
第6章 おとなのスクラム、駆け引きの妙
第7章 汗と涙と笑いのプロップ人生劇場
著者等紹介
松瀬学[マツセマナブ]
1960年長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。大学時代にナンバー8からプロップにコンバート。同大学卒業後、共同通信社入社。同社では一貫してスポーツ畑を歩み、2002年に退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
37
ラグビーのルールもろくに知らなかったのですが、スポーツとしてここまで熱くなれるものだとは・・・! 文字通り体と体のぶつかり合いから生まれるものは大きいのですね! 耳たぶをつぶすまでプレイするなど、細かいエピソードが漢の世界でした。2015/05/16
たかひー
1
★★ スクラム、特にフロントローに焦点を当てた内容。派手な面はなく泥臭くて地味。ただ、それに人生をかけている男たちの姿はすがすがしい。2018/03/04
クラッシックラガー
1
再読。ノットストレートの調べ物で、読み直し。いい資料だぁ~、読み流すつもりが、ガッツり読み行った。下井レフリーのインタビューは永久保存版だな。貴重な蔵書。2014/02/03
Piroshi
1
著者がラグビーのFW、それもフロントローと云われる、スクラムの軸でありながらも地味なポジション経験者。ラグビーを愛し、FW特にフロントローのプロップ、フッカーのポジションを心から愛している事が、この本にはにじみ出ています。あのスクラムの中で果たして何が起こっているのか、細かく書かれており、経験者ならば誰しもが微笑んでしまいそうな、内容です。心からラグビーを愛する人たちの姿を読んで感じて下さい。2013/02/01
MATSU231
0
スクラムの奥の深さのいったんを知ることができた。2019/01/31