光文社新書<br> 韓国の美味しい町

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光文社新書
韓国の美味しい町

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033682
  • NDC分類 596.22
  • Cコード C0277

内容説明

ソウルには昔の姿をそのまま留める市場が数えるほどしかなくなってしまったが、地方ではまだまだ健在で、歩いているだけで子ども時代に戻ったような気がしてワクワクする。韓国では、六〇年代、七〇年代の風景が現在進行形で存在する。そして、地方には韓国の料理が昔のままの姿で残っている。市場で働いている人や買い出しに来た人たちがかきこむクッパプ(汁かけ飯)、ハルモニ(おばあさん)がていねいに焼き上げるチヂミ(お好み焼き)、でこぼこのヤカンから注ぐマッコルリ(どぶろく)など…。田舎で出合える、暖かい味。人情に酔いしれて見えてきた、本場の味。

目次

第1章 韓国食文化の代表格(半島南部、ピビムパブ巡り;冷麺の両横綱 ほか)
第2章 釜山名物(ぶっかけ飯ひとつ!―テジクッパプ;釜山人気質を表すミルミョン)
第3章 極上の一品(伝統料理パジョン(東莱)
マッコルリと喜怒哀楽を共に(金井山))
第4章 味といえば全羅道(美食文化の本場―コンナムルクッパプ(全州)
全羅道の味を支えるジョッカル(西海岸) ほか)
第5章 辺境の地で咲いた芳味(名物そば料理(旌善)
スン豆腐と母の力(江陵))

著者等紹介

鄭銀淑[チョンウンスク]
1967年生まれ。世宗大学院観光経営学修士課程修了後、日本に留学。現在はソウルで執筆・翻訳・取材コーディネートを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naoko Takemoto

9
過去にソウルに2回行ったことがあり、焼肉とソルロンタンが旨かったなあと思いつつ、今夏に何年ぶりかに韓国に行って新たな世界が広がった。対馬から高速船で釜山に入って、テジクッパプや市場定食などに舌鼓。安くて旨くて・・でもそんなことより、女将さんの人生がその味を作っているんだなとこの本を読むとしみじみ思い出したり。ソウルとその他の町の格差は広がるばかりと書かれていたが、この本を読んだ旅人は味わい深い地方都市に足を運んでみたくなる。韓国と日本は政治的に確執があっても、こと食べることについては全く関係ない。2018/09/19

二人娘の父

6
食をテーマに旅する韓国。ただしソウルはほとんど出てこない。むしろ主役は地方都市。釜山はとりわけ興味深い町。真島昌利が海雲台ブルーを歌った町。サナギをつまみに酒を飲み、焼肉言うほど美味くない町。しかしそれは私には未体験な町。ぜひとも行きたくなった。釜山そして光州、その他の町。2021/08/11

Koki Miyachi

5
韓国のグルメ案内。ソウル以外はなかなか行くのは難しいが、韓国は地方に行けば、古きよき田舎の風景と食文化がまだまだ健在なのだという。福岡では、割と気軽に船で釜山に行けるようなので、チャンスがあれば釜山あたり上陸してみたいなぁ。2013/09/25

Koji

1
韓国料理は好きだけど本場のことは何も知らない。実際のところ、日本風にアレンジされたものじゃないと失敗も多いだろうなぁと思う。2021/02/27

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